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気づけば海の向こう~まんじゅう~

お義母さんは最近手作りにハマっている。
ファジュエンは具のない肉まんみたいなもので、
まっしろな生地にフワフワな触りごこちのお饅頭だ。

片手で包み隠せるくらいの大きさで食べやすい。
あんまり甘くない。ごはんにもおやつにもなる。
蒸したあとはふかふかだが、冷めると固くなってしまう。
だから、夜作って翌朝食べる時には、もう一回蒸すかトースターで焼くかするとおいしく食べられる。

1度に15個くらい作るのだが、2日で無くなるのですごい。
私、朝に2つしか食べてないんだけど、、
みんなよく食べるなぁと感心している。
無くなるとまたこねこね手作りするので、お義母さんは2日に1回ファジュエンを作っている。(ありがとうございます)

その前は肉まんばかり作っていたのだが、あれが結構難しい。
こねて発酵、こねて発酵、3回ほど繰り返して、やっと餡を包んで、また発酵しなければならない。しかも、途中で発酵が上手くできないとふかふかの肉まんにはならない。1時間置いて、2時間置いて、膨らんでるなと思っても蒸してみても失敗するのでがっかりしてしまう。相当なスキルが必要な料理らしい。だからお義母さんも5回ほど作って止めてしまった。私と夫は2週間ほど毎日肉まんを食べた。私たちもそろそろ飽きてきたころで良いタイミングで肉まん強化期間が終了したのだ。

ファジュエンは肉まんよりも簡単にできて、なんにでも合わせられるので素晴らしい。お義母さんはこねている時間や発酵の様子を眺める時間が好きらしいので、1回こねて1回発酵、形成して発酵というのが丁度良いのかも知れない。私もテーブルの上の白くてもっちりしたものを眺めているのは嫌いじゃない。会社でカタカタPC打っていると時間やお金ばかり考えているが、饅頭を手作りしたっていいんだ、と思ってほっとする。時間を削ることだけが正義じゃないよなと当たり前のことを思い出せる。最近穏やかに過ごせているような気がする。どうして「もちもち」とか「フワフワ」とか人間は癒されるのだろうか?赤ちゃんに似ているからかな~

もうしばらく手作り強化期間は続きそうだ・・・

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