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“陰”の教師 それが俺…

月曜から金曜まで、朝8時から夜5時。生徒の状況に応じて時間外の個別指導。生徒との生活にはお金より大切なものがある。だから時間外の個別指導の報酬は生徒との信頼関係だ。
……とでも言いたいのだろうか? 私の給与明細。

教育業はブラックというのはニュースでもよく話題になる。最近も教師同士のいじめが話題だ。
しかし、こうした問題は別に生徒のせいではない。給与の話も、「私達との指導に報酬は頂いているのでしょうか?」と生徒に聞かれ、頂いてないな〜と言ったら「それでは先生に申し訳ないです」と言われた。そんなことはないよ。

生徒とのトラブル(学級崩壊とか)だったら途中で辞めた話も聞くが、そうでなければ年度末までは基本辞めない。生徒がかわいいからである。給料や職場の人間関係といった大人の諸々で、生徒との時間を壊されることだけは絶対にされたくない。

かといって、大人は大人の諸々とうまく付き合わないと学級より先に本人が崩壊してしまう。私はまだまだその辺りのバランスが取れず、給料を毎月5000000円よこせ!!!!! お前たちも今から労働の現実を知ろう!!! などと言っているが、先輩たちはその辺をどの辺りで諦めたのだろうか。

新人研修で様々な私立校の新人と出会ったが、全員やる気に溢れていた。私はかなりの“陰“の者なので、正直メチャクチャ疲れた。運動部顧問とか絶対にやりたくないが、運動部出身の“陽”たちは楽しく過ごしているらしい。その時間も授業研究にしたくないのかよ。
こういう人の方が確実に教師に向いているんだけど、こういう人だけいたら自分のような人間は疲れる。ただ、“陰”の者達はあまり教師になりたがらない。そりゃそうだ。人前に立って教えるっておこがましさヤバすぎませんか? しかもそれで金貰ってるのヤバすぎる…

でも、やはり報酬は欲しい。生徒は可愛いが、同じくらいお金もかわいい。お金がないと普通に死ぬし…
私にできることは、このままカビのように教育界にこびりついて賃金引き上げ……と言い続けることだけだ。あと授業。

ぜひ現在のお子様や未来のお子様がいらっしゃる方や、学校に通っていらっしゃる方、教育界のカビ菌である私を応援してください。以上です。解散。

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