※写真は東方仗助（ジョセフの息子）「ダイヤモンドは砕けない」は私の故郷が舞台。

さぁ、雁首揃えて7～8人、廊下に罪人みたいに正座させられました。

狂師は、「歯を食いしばれい！」と紋切り型の口を利き、端から思いっきりビンタしていきます。バチコーン！！（あの、ここ軍隊ですか？）

最初にぶっ叩かれた奴は、頬を押さえて女の子座りになってます。（笑笑）

隣の奴は勢いで後ろに倒れ込みました。
さぁ、私の番。思い切り睨みましたが、狂師もなんだか興奮しています。こいつ、Sかっ？

大抵、殴られる時は後ろにさりげなくスウェー気味にして、衝撃を和らげるのが基本です。私はジジイ（狂師。以下もうジジイ表記）の殴る方向に予め僅かに首を振りました。

しかし、それが裏目に出ました。
ジジイの掌底が私の左顎を捉えたのです。
これにはジジイの方が痛そうでした。

平然を装い、次の奴をビンタしていましたが、ちょっとだけ休憩して、手を上下に振りました。（AFO!）

うな垂れていたのは、11PMとか言っていた主犯格3人だけで、他の生徒はある者は怨めしげに、またある者は呆然としていました。

このジジイ、酒入ってんのか？
私は思いましたが、呑んでいる様子はありません。

ところで主犯格の中には私の3歳くらいからの遊び友達がいて、高校で再会したのですが、与太者でも、すっかり頭のわりい与太者（ドキュソ）になっていたので、仲良くしませんでした。

この糞野郎、余計なことさらすなよと、ジジイの後にもう一発いきたい気分でしたが、そこは我慢の子。

その夜はそれで与太者ども、すっかり大人しくなり、仲良く就寝しました。

翌朝、私は左顎に違和感を覚えました。
特に外傷はありませんでしたが、旅館のショボい朝飯の味付け海苔を喰う時に、なんだかうまく顎が開かなかったのです。

顎関節症でしょうか？顎がちょっとズレたようです。しかし、ちっとも気にしません。なぜなら、こんなの初めてではないからです。

以前に与太者にカウンターもらった時、やっぱり顎が開かなくなって、食べる度にガクンガクンと音がするようになったからです。

もともと噛み合わせも良くないため、歯のせいかとも思いましたが、そうではなかったようです。

こめかみにくらった時、3日間寄り目になって治らなかったことがありますが、お袋が心配するので、物もらい出来た、と言って眼帯してたら戻ってました。

アブナイですね。
皆さんはすぐに病院に行きましょう。

とにかく、なんでこうバイオレンスなんでしょうね？野蛮人の集まりか？だから私は今も地元には帰る気全くありません。

因みにジジイはやり過ぎだと生徒の親から指摘が入ったようですが、懲戒免職にはなりませんでした。

遠い時空のハナシ。