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「答え合わせ」の旅②


プロローグ

オランダ×私

なぜオランダ行きだったのか。
それにはまず初めにオランダと私の関係性についてご説明を。
実は私の家系には江戸時代、長崎の出島に出入りしてたオランダの血筋の方がいまして。まぁそんなご縁もあり、今回オランダ行きを決めたのです。

…なーんていきなり嘘をぶっこみました。さーせん。

気を取り直して本当のお話。
私がオランダに魅かれたのは中学生のとき。

社会の地理の授業でこんな課題が出されました。
”世界の国で好きな国を選んで旅行のパンフレットをつくってみましょう”
あえて説明するまででもないですが、国について調べてみようという意図の課題。
これを受けてたいそう天邪鬼な麗しき中学生の私はさぁどこの国にしようかしら!絶対人と被るものかと、そんなつまらない女になってたまるものか!と素敵なお国探しに思いを巡らせます。
最寄り駅の、今は無きびゅうプラザ前の海外旅行のパンフレット置き場に立ち寄り。参考までに海外旅行のパンフレットを持ち帰ることに。
興味が湧いてなおかつ1番マイナーなお国探し。
アメリカ、違う、中国、全然違う。イギリス?フランス、いや被るやろ。オーストラリア・・絶妙。。
そこで少女はヨーロッパのコーナーにいた1枚のパンフレットに目が留まります。
それは多くの人が見落としそうなほどひっそりと息を潜め、
2色刷りで薄暗く可能な限りの存在感を消していました。

少女はそのパンフレットを引っこ抜き、パラパラとめくります。
「君に決めた!」

かくしてこれが少女サトシとその国との出会いでした。
少女がマサラタウンを出発するのはそれから約20年後のお話・・

君の名は。

そのパンフレットの名は。
「オランダ・ベルギー・ルクセンブルク3国の旅」

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ちょっとこれ最終的に何投稿になるかわかんなくて不安になってきた笑。
10どころじゃ終わらなそう。
まぁいい。最後に最終回寂しいです!と言われるぐらいの傑作にしてやりましょう。