見出し画像

間接的な再会

先日親戚宅に頼まれた用事があり
数時間故郷の方へ向かう。
今暮らしている街からは結構距離がある。

長い坂道を下った所に立派な建物が見えた。
とある中学校。

学校名を見てハッとする。
確かここって。。


その中学校は
自身が中学時代御世話になった恩師が校長となり勤務する中学校。(以下、先生と書きます)

以前より友人からは聞いていた。

当時20代だったその先生は
私達の田舎の学校に赴任し一年目。
初担任、そして結婚したばかり。
先生にとっても母校であり、私達の大先輩になる。

情熱的で時に厳しく、時に優しく冗談を言い、愛情深い先生だった。 

私達と10歳位しか年齢が離れていなく、まるで皆の頼れるお兄さんの様でもあった。

一学期は全くまとまらなかったクラスに時に激怒した事もあり、日々苦悩や試行錯誤しただろう。。
しかし
真剣に生徒に向かい合ってくれたのを覚えている。


私がかなり頑張らなければ受からないと言われていた高校に奇跡的に合格した際も

〇〇、お前よく頑張ったな〜!と少し泣いてくれた。

そんな先生はあれから何年も時が過ぎ
この学校の校長先生なんだ〜と思うと、胸がジンとし、感慨深いものがあった。

あれからとてつもなく様々な苦労しただろうけど、そして今も大変だろうけど
きっと先生は人一倍努力も出来る方だと思う。

先生は私を覚えているだろうか。

私の今を知ったらガックリしちゃうかもしれない。

お前〜歳取ったなぁ〜(笑)と明るく言われそう。

あの頃の一生懸命な先生の姿は時に
私の心を励まし続けている。

きっと ずっと 忘れない。

故郷はそんな素敵な思い出が沢山転がっている。

そして昔の自分に再会出来る場所。

先生、ただいま〜(⁠◕⁠ᴥ⁠◕⁠)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?