亜種ハヤブサ舞う 鳥見散歩<W遊水地-N貯水池編>3/3話 2024年1月
先日、W遊水地とその周辺へ、鳥を見に行ってきました。
この日は3種類の鳥に会うよう指令が出ていました。
2つのミッションをW遊水地でこなした私は、最後のミッションのためにN貯水池に移動しました。
冬のN貯水池にはモカさんと来たことがありました。
そのときとは大きく違うのでビックリ。
ひとつめはオオハクチョウがたくさん休んでいたこと。
もうひとつは大きなカメラを持った人がたくさんいて、みんな県外ナンバーの車だったこと。
W遊水地でもN貯水池にいる珍鳥の噂を聞きましたが、みんな情報通です。
カメラマンがのんびりしていたので、珍鳥は出ていないし、しばらくここで待たなくてはいけないのだなと思いました。
せっかくなのでオオハクチョウやハシビロガモを撮っていました。
上空を猛禽類が飛びました。
シルエットからトビではないと気がついていました。
この付近で見られる珍鳥は猛禽類だと聞いています。
もしかしたら。
その猛禽類は鉄塔の上に下りました。
私の図鑑に載っていないので確認できないのですがウスハヤブサだと思います。
数枚撮ったので、3つのミッションは全て終了だと思いました。
ふと見ると、周囲のカメラマンがそろりそろりと猛禽類の方へ移動しています。
近くから撮影するならと、私もちゃっかり移動。
移動をはじめないカメラマンもいました。
鉄塔の上の猛禽類に気がついていないみたいです。
聞いてくれればいいのに。
猛禽類が逃げないように、少しずつ、そっと近寄りました。
貯水池の周りから道路に出て、少しだけ前へ。
私より先に前に来ていた人がいいました。
「もういい、これ以上の贅沢は言わない」
「さっき、羽根をバタバタさせただろう?羽根が撮れた、十分だ」
そうか、羽根を撮ればいいのね。
引き返した人とは対照的に
「もう少し先に行ってみたい」
と言った女性がいました。
私も物がデジカメなので、距離が近い方がありがたいです。
「まだ近寄れそうです、行きますか」
その女性と先に行くことにしました。
近寄ると言っても3メートルくらいです。
あまり近寄りすぎても見上げる角度で顔が見えなくなってしまう。
風が強くなったとき、その子は鉄塔本体の上に飛び乗りました。
その鉄塔本体は空洞になっているようで、そのまま姿が見えなくなりました。
「風が強いから、風よけに入っちゃったね」
そばにいた女性が言いました。
先ほどの方の台詞ではないけれど、私も十分撮れたと思ったので、その女性にお礼を言って帰路につきました。
また、たくさんの鳥の情報をいただきました。
ありがとうございました。
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