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子ども施設で鳥見を 探鳥会レポート<G施設編>1/3話 2023年12月

 先日、ニコ支部O分会の探鳥会に参加してきました。
 場所はGという子ども向け施設です。

 分会長のKさんが車のトランクを開けると、そこに台があって受付名簿に記入できるようになっていました。
 保険料として参加費を支払って、並べてあるチラシをいただきました。

 見た鳥をチェックする鳥の一覧表があって、その裏面は地図になっています。
 この地図に鳥を見たら名前を入れるのです。

 チラシはKさんが定期的に発行している野鳥通信です。
 環境イベントに参加した報告記事、これから見られる鳥の見どころコラムなどが書かれています。

 ニコ支部で広報を作成して配布しているのはO分会だけだと思います。
 (これを目当てにO分会へ通っていると言ってもいい)

 副分会長のSさんが
 「あそこにいるの、枯れ葉かと思ったらカワラヒワじゃん」
 そう言ってスコープという望遠鏡を合わせてくれました。

 すっかり葉の落ちた木のてっぺんに、カワラヒワが寒そうに3羽、丸くなってじっとしていました。
 受付を済ませた人はスコープをのぞいて鳥見を楽しみました。

カワラヒワ

 今回の参加者に小学3年生だという男の子がいました。
 いいカメラを首に提げています。

 定刻になったので集まるように声がかかりました。
 今日のコースの説明が終わると副分会長のSさんを先頭にスタートしました。

 前は感染症対策で入口と出口を分けていたのですが、今回は正面入り口から入りました。

 入ってすぐは公園みたいな感じです。

 モルタルのタイル敷き通路の脇には背の高い木が何本も植えられていて、鳥がいないかと見上げるのでした。

 Sさんが
 「あっ、あそこにキイロスズメバチの巣があるじゃないですか!」
 そう言ってスコープを合わせました。

蜂の巣

 通路の両脇は子ども向けの遊具が並んでいる芝生広場になっています。

 遊んでいた子がこちらに気付いて
 「みたい!」

 そこでKさんもスコープを肩から下ろしてスズメバチの巣に合わせました。
 三脚の高さを子どもの身長に合わせて、ひざまづいて合わせていたのはさすがだと思いました。

 子どもはさっそくスコープを覗きました。
 覗きながら右手で焦点を合わせるダイヤルをぐるぐる回してしまいました。

 ピントは合っていなかったと思いますが、その子はスコープを覗いて大喜びでした。

 少し進むと、ヤマガラが木の中をちょろちょろしていました。
 小3の子がヤマガラの動きに俊敏に反応して撮りまくっていました。

 探鳥会ご一行は山へ向かう通路の前で立ち止まりました。

 看板が置いてあって、まるで通行止めのようになっていました。
 そこには「山頂では有料遊具のチケットを販売しておりません」と書いてありました。 

 「通行止めじゃないよね?」

 看板の脇をすり抜けて、山頂に向かう道を進みました。
 山頂までの道はアスファルトで舗装された道がつづら折りになって続いています。

 つづら折りの道が折れるたびに休んで眼下に広がる景色を眺めたのでした。

2につづく。


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