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そっとしておいて欲しい 探鳥会レポート<S渓谷編>2/2話 2023年11月

 先日、ニコ支部F分会の探鳥会に参加してきました。
 探鳥場所はS渓谷です。

 S渓谷駐車場からSダムまでの遊歩道を往復します。

 ダム堤体の上に着いた探鳥会ご一行、みんなでダム湖を覗きました。

 ある人が
 「向こうにいるのはカンムリカイツブリかなぁ」

カンムリカイツブリ

 別の人が
 「マガモ!違うカモが混ざっていないかねぇ」

 その声を聞いてマガモをひとつひとつ見ていったのですが、全部マガモでした。

マガモ

 マガモ11羽中、メス4羽、オス7羽でした。
 競争率が高いなぁと見おろす私。

 東京方面の人が
 「Sダムのキャラクターってヤマセミっスよね!」

 そう言ってダム近くにあった看板を指しました。
 確かにヤマセミモチーフのキャラクターが描かれていました。

 「SNSに、そこの手すりにヤマセミが乗っている写真があるんスよ」

 ヤマセミヤマセミとまくし立てたので、引きました。
 この人は、ヤマセミという警戒心が強くてなかなか会えない鳥を目当てに来た様子です。

 先頭を歩いた役員が
 「もう25年もここに通っているけど、見たことない」

 参加者も
 「ヤマセミって見たことない」

 ヤマセミを見たことがない人ばかりだと知って、やっと言葉をなんとか飲み込んだ様子でした。

 この人、探鳥会が終わった後、ヤマセミを探しにまたここに来るんだろうな。

 ヤマセミは繊細なので、本当はそっとしておいて欲しいです。

冬桜が咲いていました。

 探鳥会ご一行は元来た道を戻りました。

 帰りはシジュウカラの混群が出てくれました。
 木の葉が濃くて、小鳥が飛んでいるのは分かるのですがカメラでは撮れませんでした。

 結局、鳥がほとんど出ないまま、元の集合場所に着きました。

 「鳥合わせをします」

 鳥合わせとは探鳥会で観察した鳥を確認し合う作業です。

 「カンムリカイツブリ」
 「マガモ」
 「シジュウカラ」

 次回の探鳥会のお知らせがありました。
 「ぜひまた次も参加してください」

 そう締めくくって、解散となりました。

 帰りに道の駅でSダムカレーを食べていたら、参加していたらしい人から「お疲れ様でした」と声をかけていただきました。

 その方が注文したのもダムカレーだったので妙に親近感。

 食べ終わって帰るときに「お先に失礼します」と声をかけてから帰路につきました。

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