よーく見たら、キム・ゴウン。なんとこんなエロティックな作品にも出ているとひ。て、これがデビュー作だというから驚き。演技が達者過ぎて、ベッドシーンも難なくといったところ。あどけない表情で大人の男を魅了する小悪魔っぷりは嫌味なく涼やかな空気で始終つつみます。凄いね。
韓国版「ロリータ」でしょうか、かぐわしさが漂いますが、老人は子供に手を出すことはなく、そこら辺の際どさに苛つく事はなく鑑賞できます。

川端康成の「眠れる美女」のようでもあります。老いていく現実と、直ぐ目の前にある柔らかな澄んだ肌の少女。潤んだ表情で纏わりつかれたら敵いませんね。
老人は目の前に人参ぶら下げられ、青年の頃を思い出し、その欲望を作家として書きつける。あ〜作家であって良かった。欲望を溜め込んでは身体に悪い。
しかし、良い作品でした。当たりです。