男性育休の妻としての実感
二人目を我が家に迎えるにあたって旦那は半年の育休を取った。
正直、出世とかに響くんじゃないかとビクビクしている。
そして何より懸念したのが「居ないほうが楽なんじゃないか説」である。
育休に終わりが見えてきたので実感を書いていこうと思う。
出産〜3ヶ月目(抱っこ紐使用不可期間)
二人目とはいえ環境の変化、ホルモンバランスの変化でイライラしてる時期である。
保育園に入っていない上の子の面倒を見る上で、大人の手助けは必要不可欠である。
旦那のしたこと
上の子と遊びに行く
買い物に行く
料理をする(数回)
洗濯物(部分的に)
勘が鋭い方なら分かるだろう。THE おてつだいレベルということに。
解説するとこうなる。
上の子と遊びに行く
→交通費、入場料が掛かる。旦那と上の子は外食。昼食は自分で作り、皿洗いまで
買い物に行く
→600円/gの国産牛や刺し身を毎日買ってくる
料理をする
→目分量なので美味しくないから結局は自分で作る
洗濯物
→自分の仕事だとは思っていないのでスイッチを押すのは私。日が暮れても取り込まない
一番腹立つのは、自分だけ外食して帰ってくるところ。
新生児抱えながら、スプーンでレトルトカレー食べてる間、寿司食べてたのはさすがに泣いた。
上の子の楽しみを奪いたくはないから、食べて来るなとは言わないよ?けど持ち帰りできるじゃない?
この人にとって私はどうでもいいのか、と思ったし孤独しかなかった。
家事と育児に境界はないのに上の子しか見てくれないんだな、というのと、今までやってきた家事を軽く扱われたような気持ちだった。
産後クライシスを感じる日々である。
3ヶ月目〜現在
下の子と出歩けるようになり、一日のリズムが整ってきた頃である。
旦那のしていること
上の子の世話
ルンバのスイッチを押す
洗濯物(干す&取り込み)
買い物は家族全員で行くようにしているが、どこに行って何を買うかは私が決めているのでここには書かないでおく。
料理は偶にするが、冷蔵庫内の消費期限などガン無視で新たに食材を買って食べたいものを作っているのでまじ辞めてほしい。
入場料が高い、無駄金を使うなと言い続けた結果、娘と出かける先は近くの公園や市内の無料施設に変わった。
しかし昼食の時間になっても帰ってこない問題が発生した。
こちらとしては「今なら食べられる」いやむしろ「今しか食べられない」状況なのに上の子も旦那も遊びに出かけている。
この状況、ストレスしかない。
抱っこ紐で赤子をあやしつつ、白米と常備菜で栄養補給をなんとかした頃に帰ってくる上の子と旦那。
腹を空かせた旦那が私の目の前で自分と上の子の分だけ肉を焼きだした時、
あと20分早く帰ってくれれば…
次の食事分として残してくれないの?
とか色んな感情が混ざって「ウッザ」しか出てこない。語彙力と思考力の敗北である。
説、立証
正直、ここまでされると居ないほうがいい。
懸念していた「居ないほうが楽なんじゃないか説」が立証されてしまった。
上の子が愛情不足になっていなさそうなところは感謝している。
だけど私はこの6ヶ月間、どれだけ「お願いだから仕事に行ってくれ」と思ったことか。
家事育児をする上で、戦力にならない大人が視界にいることはそれだけでストレスなのだ。
旦那のやった気になっている家事育児は、料理番組で料理をしているようなものだ。面倒な調味料の軽量、野菜の下拵えが済んだものが並べられ、あとは混ぜてフライパンで炒めるだけ。後片付けもしない。
上の子が散らかしたものは私が片付けるし、洗面所やトイレの掃除は私しかしない。食材が余らないように気を配っているのも私。
産後、ずっと気を張ってたのが段々と切れてきて体調不良になっても下の子を一人でお風呂に入れてくれることもない。
未だに夜になっても洗濯物を取り込まないこともある。
旦那が育休取ってるのに、誰も助けてくれないんだなと悲しくなる。
産後で認知が正しくないのもあると思う。
あくまで妻側からの実感だ。
それでもどうせ孤独を感じるのなら上の子との時間を奪わないで、と思う。
今やってほしいことを後回しにされるのが嫌だと伝えているのに、改善しないところも孤独を感じる要因だと思う。
男性育休を考えている人は是非、奥さんに目を向けてあげてほしい。
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