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ゆめの続き

私は夢見る少女だった

谷川俊太郎、赤毛のアンや灰谷健次郎の本、割とあらゆる本を読んだ
でも途中から漫画に目覚めた
特に時として良質な少女漫画は少女たちの夢と深い思考を培った
くらもちふさこだけでなく、聖千秋の漫画も大好きだ
他にも在る

空蝉もそんな普通の夢見る少女だったはずだ
でも父の死によって、地方の受領の後妻となる
その館に方違えに来た光源氏に自分の心をかき乱された

でも空蝉は一夜は共にしたけれど、それ以降決して寝ることはなかった

私もある意味空蝉と同じで現実を生きる50歳の地味な生活をしている女
でも誰よりも自分の信念に忠実で、源氏の支配から華麗に衣を残して逃げたけど、後に庇護を受けるようになるという不思議な魅力をもった女性
そんな彼女に今は尚更共感してる

庇護を受けた空蝉が一度だけ源氏の君から衣を贈られる場面がある
その色がほのかな源氏の想いを伝えてるとかいないとか
はっきりと明言していない ある意味匂わせ

でも源氏は本当はもう一度あの心地よかった瞬間が欲しかったのかも

源氏物語の中の「空蝉物語」は罪と犯しとその結末を
源氏物語の中に入れ子になっている小さい源氏物語である 源氏の愛した年上の女性への思慕
若しかしてそれはある意味男女としてではなく母や姉に対しての思慕かもしれない 

私はある意味華やかな源氏物語では目立たないけど
心に残る地味で地道な彼女の事が愛してやまないのである

なよ竹のように はかなく でもするりと逃げた空蝉よ
私は現実から逃げないけど、なよ竹のように大人の対応の出来る女性になる

って午後のスピーチレッスンでの講師の先生に誓った

きっとできる

頑張れ私 頑張れ過去の私達 夢見る事を諦めないで



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