見出し画像

Bluesky始めてみました~アカウント作成から初投稿、現時点での私見まで

最近何かと話題のSNS、Blueskyを始めてみました。これまで300万人ほどの登録者数だったそうですが、日本時間の2月6日に招待制を廃止してから、何と1日で100万人もの新規アカウント加入があったそうです。

私は基本的に新しいSNSに対しては慎重なのですが、このBlueskyに関しては周囲で急速にユーザーが増えているっぽいことと、創始者がX(Twitter)の共同創業者であること、そのため使い勝手が非常にX(Twitter)に近く、むしろあれの上位互換とも受け取れることからアカウント作成を決めました。

とりあえずこの記事では、アカウント作成から初めての投稿までの過程を画像と私の感想付きでまとめてみたいと思います。

① まずはアカウントを作成する

とりあえず「BLUESKY」と検索してみましょう。
(正式名所は「Bluesky」のようです)

あったあった。

ではさっそく、青い空に飛び込んでみましょうっ!!

Blueskyのロゴマークは蝶なんですね。
向こうが鳥だから対抗したのかな?

[新しいアカウントを作成]をクリックします。

アカウント作成の画面。

メールアドレスとパスワード、生年月日を入力します。
なお私が何年生まれかは禁則事項です(笑)。

「最後のステップ」(笑)ということで、ハンドルネームを入力します。
(注:まだまだ中間地点で、全然最後ではありません)

とりあえず「chitoseArk」としました。
ここに入力した名前がURLや表示名に反映されます。
(日本語のかなは使用できないみたいです)

今度は「何に興味がありますか?」と聞いてきます。
強いて言えば私的に近い興味分野は「Video Games」だけど…。

でもこんなんで表示される内容が左右されるのもイヤなので、私は何も選択せずスルーすることにしました。

「あなたがフォローしそうなアカウントを紹介します」って…誰だよお前?
私こんな人たち知らねーよ(笑)。

表示名からしてこの人たち日本語で会話すら出来そうもないし…。
ここは[スキップ]一択です!!

「あなたのデフォルトフィードは『Following』です」なる表示が。
たぶんこれは、普段の画面に表示される範囲を聞いてるのでしょう。

私は少なくともフォロワー関係なら何が表示されてもいい方なので、全部ON(デフォルト)を選択しました。

今度は何?「メインのフィードを選択」って…?
これはどうも、タイムラインに表示されやすい話題のことについて聞いているみたいです。

なので私はここでも全外し。後でまた設定できるみたいだし。
基本的にフォロワー関係の書き込みだけ見れたら良いのです私は。

だーかーらー、フィードの設定はいらんゆうとるやん!!
次進みます!!

いったいいつが最後のステップなんだよこれ(笑)。
それはともかく、今度はスパムとかヘイトを非表示にするか否かについて聞いてきてます。「Impersonation」は聞き慣れない英語ですが、和訳すると「なりすまし」ですね。

うーんでもこれ、何をヘイトやスパムと見なすかについては、SNSの方針によってどれくらい厳しく判定するのか分からないからなぁ(例えば「○す」とか「○ね」って別に殺意がなくても言うことあるでしょ?)。

フォロワーの発言内容が不当に検閲されても困るので、私はこれ全部「表示」にしておきました。

「準備ができました!」ってようやくですよ!

公開されています
開かれています
柔軟です

…というように、Blueskyの方針が示されています。

[さあ始めましょう!]をクリック。

しばしロードタイム。何かいきなり「最後に」って文字が出てくるのが意味深。アンタらの言う「最後」はどうも信用ならないんだよなぁ(笑)。

ということで、ようやくBlueskyのホーム画面にやってまいりました。
何か「あなたのフォロー中のユーザーの投稿を読み終わりました」とか出ています(誰もフォローしてないんだけどw)。

この方の投稿自体は素敵なイラストでしたが、プライバシー保護の観点からボカシを入れています。

② 自身のプロフィール画面を設定する

さてお次は、自身のプロフィール画面を設定していきましょう。

自身のアイコン(人っぽいピクトグラムが描かれた丸)をクリックすると、自分のページにやって来れます。

[プロフィールの編集]をクリックします。

「マイプロフィールを編集」の画面にやってきました。

表示名と説明文を入力します。ここは日本語でもOKのようです。
名前の例が山田太郎(笑)。

左上の丸をクリックするとアイコン画像を、右上のカメラマークをクリックするとヘッダー画像が設定できます。

私はいつものこれ。

とりあえずここまで出来た。
あとはヘッダー画像かな。このままだとBlueなSkyになっているので。

② 補足:ヘッダー画像設定時の注意点!!

ということで、Twitterで使用しているビジュアル持ってきました…。

んん?ちょっと待って?ヘッダー画像の比率とここの作業画面の比率が全然違うんだけど?

一応言っとくと、Twitterでも使用している元絵ってこれですからね?

このUI、どうみてもわざわざ比率合わせて作った画像の真ん中だけを意図的にトリミングしてるよね?

何で?
何で3種類の比率をわざわざ選べるのに、ヘッダー画像の表示比率にあたるものが選択できないの?

これ、どう表示されるんだ?

ががーん!!やっぱりだよ!!
無茶苦茶なトリミングされてやがる!!

どうすんだよこれ…。

結局あのビジュアルじゃ納得できないのでPCの中にある画像をあさり、結局カエルさんにしました。私らしいでしょ?

でもこれにしたって、全然意図した場所で画像の切り出し出来ていない…。

ヘッダー画像の比率が横長なのに(これはPCでもスマホでもそうでした)、それを設定する画面でその比率が選択できないっていうのは、これはもう不具合かバグ以外の何物でもありません。ここはこの後にでも、Blueskyにもの申したく思います!!

そんなこんなで、出来上がったプロフィール画面がこちら。

chitoseArkの名前が英語版なのと、前述した理由でヘッダー画像が異なっている以外はX(Twitter)と一緒だなぁ(笑)。

ちなみにX(Twitter)はこれね。

うーん、これは両方同時立ち上げで何かしてるときに、XとBlueskyゴチャ×2にならないよう気を付けないとなぁ~。

③ 初めての投稿

それではいよいよ、何か書き込んで投稿してみるかな。
[新しい投稿]をクリックします。

書き込み欄にて「最近どう?」って聞かれています。
おう、お前に言いたいこと山ほどあんぞ?


Blueskyは何と300文字書き込めるのです。しかもいま何文字分書いたかをリアルタイムで示してくれるという親切仕様!こういうのはX(Twitter)に比べて良くなってると言えるよなぁ~。

でもさっきのヘッダー画像の切り出しについては納得いかないので、そこは苦情書かせてもらいました。

Blueskyなるものを始めてみました。コメント入力時に文字残量が常に表示されているのは親切ですね。300文字入力できるのも嬉しい限り。ただプロフの背景画像選択、アスペクト比に合わせた切り出しができないのは不便だよ!!バグ?仕様?とりあえず初見で気になったのはそんなところ。これからTwitter関連でつながってる皆様を探してみます!

画像には説明文を記載できます(ALTテキストという機能。Xで言うところの「件の説明文を追加」にあたります)。

あと、投稿時の細かい設定について。

投稿に対して返信できるユーザーを設定できます。
例えば、一律返信は受け付けないとか、フォロワーのみ返信可能にしたりすることができます。

これが一部で物議を醸している「コンテンツの警告を追加」の項目。

要するに絵などを投稿するとき、これが性的コンテンツであるか否かを宣言する設定なのですが…この基準が日本人の平均的な感覚からするとかなり厳しいらしいのです。このことについては後述しますが、とりあえずちょっとでもヤバそうな絵をアップすると思ったら「提案」を選択しておくのが無難だと現時点では言われています。

あと顔文字とか、言語選択とかの機能があります。

さて、以下が書き込まれた投稿です。じゃーん!!

おぉ~。なんかSNSらしくなってきましたね!!
…ますますX(Twitter)と違いが分からなくなってきたぞ(笑)。

まぁでも、今後は此方の書き込みも増やしていくと思うので、もしnoteでこれを見ている方がおられましたら、フォローいただけると幸いです。


どうするどうなる?これからのBlueskyとX(Twitter)

ここからは私の考察を書きます。

Bluesky、使ってみての感想は「想像以上にX(Twitter)だなコレ」っていう印象でした。そもそもBlueskyの成り立ち自体がTwitter社内プロジェクトとして誕生し、その後分社し、さらに後に独立したということなので、その存在自体がX(Twitter)の兄弟みたいなものなのです。

実際、私のフォロワーとの会話の中でも「これどっち開いてるか分からなくなりそう」なんて話をしたりしています。

そしてX(Twitter)は言うまでもなく、イーロンマスクが買収してから、その名を「X」に改めたことも含めてあまり評判がよろしくありません。その項目をざっと挙げていくと…。

・閲覧可能回数の制限(API制限)
・DM制限の条件が厳しくなった(一般ユーザーは20件前後とか)
・広告収益分配プログラムの適用によるスパム的投稿の急増
・「ポスト」「リポスト」などの意味のない機能名称変更
・「さらに表示」によるテキスト閲覧利便性の低下

以上は私が把握している限りのものですが、この他にも「X(Twitter) 改悪」などで検索すると、いくらでも出てきます。

さらにX(Twitter)は昨年2月、「凍結祭り」と呼ばれるネット業界史上稀なる大災害を引き起こしました。私もこのことに触れ、以前に以下のようなnoteを書きました。

このような状況であることから、X(Twitter)が沈みゆく船であるということは誰の目にも明らかです。問題はそれがいつ、どのくらいの速度で沈んでいくのかということです。

いまはまだすぐに沈むという状況でもなさそうなので、まだ世界的なSNSの主流はX(Twitter)ですが、はっきり言ってどこか別の船に飛び移れるならすぐにでもそうしたいというのがほとんどの人の本音でしょう。

しかしながら、SNSが有効な情報発信ならびにコミュニケーションのツールとして存在し続けるには、不具合を起こさない以外に大切な条件がひとつあります。それは「ほとんど万人と呼べるだけの人間がそれを使っている」という状況です。この未曽有のSNS危機において「Mastodon」や「pawoo」など新興SNSが続々と勃興してきましたが、いまひとつ勢いを得ることができないのは、やはりみんなそこが不安だから。みんなが沈みゆく船だと思っていながらもX(Twitter)から離れられないのは、まさにそれが理由です。

このような混迷の大地に現れたBluesky。彼はまぎれもないX(Twitter)の血筋であり、それだけに多くの人々が期待を寄せ、まさにいまこちらの船に乗り移り始めているのです。

私も乗り移る準備として、Blueskyにアカウントを作り、登録しました。

BlueskyとX(Twitter)。今後両社の力加減はどうなるのか。船の交代は起こるのか。まだ何とも言えません。X(Twitter)がこの事態に適応し、逆にBlueskyより優れたUIとユーザーサポートを以て逆襲をかけてくるという可能性もゼロではないからです。そうなればもともと世界中の支持層を持っているX(Twitter)側が有利でしょう。だけどイーロン・マスクがそれをするかなぁ?まぁ分かりません。なので現時点では様子見をしつつ、事態がどう転んでも即応できるよう、乗り移れる準備だけはしておく(つまりアカウントだけは作っとく)というのが我々一般ユーザーに出来るせめてもの処世術なのかも知れません。

とりあえず現時点では、そんなことをつらつらと考えてます。

Blueskyのアキレス腱となるか?厳しすぎる(?)性的コンテンツへのアカウントBAN

そんなSNS界の救世主になる可能性を秘めたBlueskyですが、一方でこんな声も挙がっています。

ブルースカイではXに比べ性的なコンテンツに対する取り締まりが厳しく、画像投稿時には「暗示(性的な表現を暗示した画像である)」「裸体(芸術的または性的でない裸体)」「ポルノ(性的な行為もしくは性的な裸体)」のいずれかにチェックを付ける必要があります。  また、未成年に見えるセンシティブな画像についてはチェックを付けていた場合でもアカウント凍結の対象になり得るとの報告が多数投稿されています。

Yahooニュースより引用

「blueskyは未成年に見える水着絵を一発BANにして、多くのイラストが当てはまりそうだからイラスト上げる人は怖くなる。」
「ブルースカイ、スク水着た自撮りあげたら秒で削除&垢BANになった」
「どうも未成年判定でアウトっぽいのでそのへんは投稿時にセンシティブ設定しても駄目なのでは…」

要するに、性的コンテンツと見なされるものに対してどうもかなり厳しいらしいということ。

特に「未成年に見える絵」に対する検閲がナーバスで、そうしたビジュアルの女子が水着だったり胸元がきわどい服を着てるというだけでもアカBAN(要するにアカウント停止)になるというから、ちょっとこれは要注意項目と言えるでしょう。

おそらくですが、例えばこういうのおそらくアウトでしょうね。

あとはこういう絵とか。

イラストACより

上記はイラストACから適当に「女性 水着」とかで引っ張ってきたものです。こういうのがアウトだとすると、日本のビキニアーマーとかのアニメ絵とか萌え絵系でちょっと露出高かったり胸大きかったりする絵はおおむねダウトかも知れません。

秋葉原に飾られてる広告とかおおむねアウトな気がしてきませんか?

こういうのをあらかじめ宣言しておくために前述したような「コンテンツの警告を追加」の項目があるのですが…。

しかしこれですら「未成年に見える絵」と見なされて引っかかると容赦なくBANされるという情報があります。

Blueskyはこうした絵を伴うアニメやラノベなどの広告に一切使用できないかもしれません…。

まぁこれについては賛否両論あり「そもそも海外基準ではそれが当たり前であり、日本が異常過ぎるのだ」という声も一部にはあります(海外の基準が本当のところどうなのか、そもそも「海外」ってひと括りに語っていいのかという疑問もありますけどね)。

ただ、SNS界の救世主最有力候補であり、乗り移るべき新たな船と思われていたBlueskyが、我が国においてそこにケチが付いているというのもまた見過ごせない部分です。アカウントBANの恐れがあって商業広告が載せられないSNSという評価が固まってしまうと、とてもX(Twitter)の代わりには使えない(そこまでの登録者数を確保するのが難しい)ということにどうしてもなってしまいますからね…。

このあたり、我が国で作られたものではないのでどうすることも出来ないのが難しいところ。しかし、これもまた今後どうなっていくか分からない部分なので、引き続き着目していきたいところです。

とりあえずX(Twitter)使っている方は、Blueskyも使ってみませんか?

長々と書いてきましたが、まぁそれが結論です。

問題はどちらにもあります。
すべて理想的な環境なんてどこにもありません。

ただ、両者が兄弟のようなものであり、その在り方が兄弟のように似たもの同士である以上、資本主義の世界ではどちらかがいずれ滅ぶ可能性が高いと言わざるを得ないのです。

いまはどっちが勝ち残るかまだ分かりません。

判官贔屓的な目線から言えば、個人的にはBlueskyに勝たせたいという心情があります。しかしながらBlueskyにも問題がなくもない。それにBlueskyのUIはあまりにもX(Twitter)そのまんま過ぎやろとという、ちょっとこれは人としてどうよという気持ちも多少あったりします(笑)。

だからまぁ、ここはどちらも取れるように両取りをかけておくのが最善手。

現在のBlueskyには、そこに気付いた人々が続々と集結しているように思います。ひねくれ者の私ですが、今回はその流れに乗ります。皆様も重厚長大なガレオン船から時代の先行くフリゲート艦へ、乗り換えの準備を進めてみてはいかがでしょうか?

(了)


この記事が参加している募集

多様性を考える

おすすめアプリ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?