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書籍紹介「電子工作マガジン SUMMER2021」(電波新聞社刊)

電波新聞社より年4回刊行されている「電子工作マガジン」を皆様にご紹介いたします。
今回ご紹介するのはSUMMER2021(2021夏号)です。

紹介の関係上、書籍の一部をキャプチャーして掲載しておりますが、あくまでも記事理解を助ける範囲に留めるよう配慮しております。もし関係者の方よりご指摘をいただいた際には、速やかに該当部分を削除させていただきますので、何卒ご了承のほどよろしくお願いいたします。

夏と言えば夏休み!!ということで今月の表紙を飾るキッヤッチコピーは、

「夏休み、親子で楽しむ電子工作
 各種マイコンボードで面白工作」

とのこと。まずはそのあたりから見ていきましょか。

巻頭夏休みの工作スペシャル ワイヤレスLED給電ユニットを使って光るおりがみを作ろう

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夏休みの自由研究に悩める少年少女(そして親)の皆様に捧ぐ特集第一弾はワイヤレス給電を用いた光る仕掛け。説明によれば「電磁誘導で電気のエネルギーを伝える技術」とのことですが、何それおいしいのという私みたいな人もいるでしょう。まぁ具体的なブツで言えばこれのことです。

じゃじゃーん!!ほらーやっぱりこれ買っておいて正解だったんですよ!!こうゆう技術の時代がいつか来るだろうなーとか思って先手を打ってゲットしといたのが功を奏しました。決してみのりんに目がくらんだばかりではないのですヨ!?なお上記グッズを販売したニコ生番組である「茅原実里のホントにっ!?」は今週6月24日(木)20時からの放送。いつも通り前半は無料なので、私のnote見て茅原実里さんに興味が出てきた皆様はぜひぜひ見てみてくださいねー!!とさりげなくCM。

コホン…えー話を戻すと、こうした民生家電として我々の生活に溶け込んでいる技術を自作しちゃおうというのがこの記事の主旨。使用する部品も共立電子産業という会社が販売しているワイヤレスLED給電ユニットを使うので安心。但しワイヤレスLEDそのものは別売なのでそこだけ要注意(これも対応品が型番付きで載ってます)。

あとは電池ボックスとか電池もいるけど、一応ハンダ付けとか出来なくてもOKっぽいので私みたいに電子工作がまったくできないド素人でも安心!
予算も1,500円くらいとのことなので(親の)サイフにも優しいねっ!

あと光らすのはおりがみだけでなくてビンでもオブジェでも、ワイヤレスLEDが電磁誘導の距離的に届くところに置けるものならなんでもいけるっぽいので、やってみる方はいろいろ試してみては。

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巻頭夏休みの工作スペシャル 夏休みの工作に親子で作ろう IC+1石カマボコラジオ

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うーん…難易度1とあるけど…。正直見た感じだとこれ親か子のどっちかがよほど電子工作に詳しくないとしんどい気がします。具体的に言うと、回路図を見ただけで何をやってるか理解できる程度の知識は必要かと。

というのも部品点数は確かに多くはないのですが、もともとそういうキットとして売られているわけではなく、すべての部品は自分で買い集めたうえでカマボコの板の上に自分で位置決めして回路図と実体配線を参考に作り込むというものなので、電子工作やったことない親子がこの本を参考にしてどうこうなるレベルではないと感じました。

ただ私も以前キットものでやりましたが「自分でラジオ作る」ってやっぱり夢なんですよ(その節は結局自分の力ではどうにもならず、創造空間ナノラボ様のお力を借りました)。

なので、どんなに苦労しても夢を追いかけたい!自分の作ったラジオで公共の電波を拾いたい!大好きなあの人の番組を聴きたい!という貴方なら挑戦する価値があるかもしれません。そのためにはまず電子工作マガジンを購入することから始めてみましょう。千里の道も一歩から、です。


さてここからは夏休み特集から離れ、私的に気になったページをざっと紹介していきますね。


おしゃべりユニット「令和ちゃん」を作ろう!

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micro:bit(マイクロビット)やIchigoJam(イチゴジャム)につなげてプログラミングすることで、好きな台詞を発声してくれるというもの。アクエスト社の「ワンチップ音声合成LSI」(ATP3012F6-PU 女性の音声明瞭版)を使用しているとのこと。

私はこれ、まずどんな声かが気になったのでさっそくLSIのメーカーであるアクエスト社の「ATP3012F6-PU」のページに飛んでサンプル音声を聞いてみたのね。上手くすれば仕事にも使えるかもというのもありまして。

…。
……。
ん~~~。
…まぁ、その。
声優さんみたいな声を期待するとズッコケます。
ただPC-6001mkⅡよりは明瞭な音声であるように思います。

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「呼んだ?」(▲PC-6001mkⅡの親分、PC-6601)

まぁでもほら、IchigoでPC-6001mlⅡみたいなことが出来ると思えば…ねぇ。
なお、何で「令和ちゃん」なのかは謎です。


持ち運びできるIchigoJam環境
IchigoBoy2の組み立て

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へー。これは難易度2とあるけど、キットとして売られているぶんさっきのカマボコラジオよりかはどうにかなりそうかも(そう言って油断してると、こないだのaitendoラジオみたいな目に…)。

でも夏休みの課題とか、むしろこれ作った方がいいのでは?という気もしています。だってこれなら液晶ディスプレイも付いているから、IchigoJamで作った自作のプログラムを披露することもたやすいでしょう。むしろ夏休みの宿題は毎回これ出して、中のプログラムだけ毎年入れ替えるとか…それはさすがに横着し過ぎですかね?


マイコンBASICマガジンコーナー

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今回はプログラムは3本(すべてIchigoJam)。私はこれを楽しみにこの本買ってるのにちょっと寂しいなぁ。いっそ私が投稿したろかいな…いえいえ冗談です!!本気に受け取らないでお願いですからっ!!

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ボードゲーム好きな私としては「一人神経衰弱」は楽しめそうかな(ボドゲ関係あるか?)。


時空を超えて帰ってきたパソコン・レクチャー「遂に登場、PanCake Web!これでコロナに打ち勝とう!」

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毎号おなじみのくりひろし先生による漫画記事。これでコロナに打ち勝とう!…って、くり先生大きく出たな。

まずPanCakeとは何かって話ですよね。
私もよく知らなかったのですが、IchigoJamと接続して使えるグラフィック&音楽の機能を持つボードということです。

IchigoJamはそれ単体だとグラフィックや音楽の機能がとても貧弱ゥなので、組み合わせて使うことでそのあたりのビジュアル面が強化されます。

この記事で紹介しているのは、その「PanCake」がパソコン上のWebブラウザで動くというもの。その名も「PanCake web」。エミュレータなので機能全部入りではありませんが、グラフィックの描画機能はすべてサポートしているとのこと。

さらに、普通の画像をPanCakeの仕様である16色の80×45ピクセルに変換してくれるという魔法のようなソリューションも同コーナーにて紹介。どん!

PanCake Cookerですって。
たとえば、この画像が、

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こうなるワケですよ。

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ドット数あってるのかな…。
まぁちょっと時間あるとき検証して、気が向いたらnoteで取り上げます。
コロナに打ち勝てますかねこれ。
当方はワクチン7月中に2回とも予約したですが…。


ということで、今回もざっと紹介させていただきました!
まだ気が早過ぎますが、親子の皆様、良い夏休みをお迎えくださいませ。

<過去記事>
2020年秋号の紹介はこちら
2020年冬号の紹介はこちら
2021年春号の紹介はこちら
別冊「ALL ABOUT namco」の紹介はこちら
別冊「ALL ABOUT namco Ⅱ」の紹介はこちら

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