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私が働く目的

僭越ながらライターを名乗るようになって約1年、仕事を始めてから数えれば約3年。ようやく安定して扶養内パート収入程度の収入が得られるようになった。

とはいえ、正直言えば、まだ社会保険の扶養から抜けても差し支えないところまでは行っていない。なんのスキルもない主婦がフリーランスで食べていくのは結構難しいと痛感している。

この世界で私のような働き方をしていると、実に肩身が狭い。小遣い稼ぎだと嫌な目で見る向きもある。

しかし、私がお金を稼いでいるのは小遣いのためではない。今後大きな収入減が見込まれる老後が迫る中、少しでも子どもに迷惑をかけずに済むようお金を稼ぎ、それを貯めておくためだ。

50代になると子どもも自立して家計的には非常に楽になる一方で、自分の生活レベルがガクッと下がる老後がはっきり見えてくる。それに、高齢の親や自分自身に莫大な介護費用がかかるリスクも考えざるを得ない。

そんな状況でお気楽に稼いだお金を小遣いにするなんて到底考えられない。今からそんな生活をしていたら、間違いなく老後貧困まっしぐらだ。いくら私が「バブル世代」であっても、それがわからないほど愚かではない。

そんなわけで収入は極力使わず貯蓄に回すのが当然だと思っているし、できればそのお金は必要となる時まで取っておきたい。

また、上記のお金の不安は稼ぎつづけることでも軽くできる。だから私はこの仕事を一生続けたい。そのためには成果物の質を上げて「私だからできる仕事」を増やすことも必須だと思っている。

私はまだ、企業などにとって「消耗品」なライターに過ぎない。しかしそのままでは3年後まで生き残れるとは思えない。そこから一歩抜け出し「なすびさんにお願いしたい」と言われるライターになる必要がある。

しかし追い風はある。DeNAの一件以来、質の良い成果物を求めるクライアントが着実に増えているのだ。才能的には平凡だが愚直に質にこだわりを持つ私には嬉しい追い風だ。

だから今は引き続き質にこだわりつつ、目の前の仕事をきちんとやることを心がけたい。多分それが将来の自分を助ける収入につながり、貧しくとも心豊かな老後にもつながるだろう。それこそが、私がこの仕事で働くことの最終目的だ。

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