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同級会で知ったこと

中学の頃の自分は、
成績が伸びず、鬱々としていた。
自問自答したり、
まだ見えない将来に向けて、
何をどんなふうに構築したら良いかなんてことも、
ぼんやりとしていた頃。
こんな状態で楽しい生活が送れるわけもなく...
幸い、
「自分は、他の人からどんな風に見えるのか?」
そんな思考がほぼない性格なので。
自分の中で何かが確立出来ることで、
成長に繋がったり、
大人へのステップだったり。
どうやら、目立たない自分だったらしい。
さて、
そんな学生時代を経て、大人になって。
気がついたら、
山男の夫殿と知り合って。
山で育った自分なので、
必然的な出会いだったのかもしれない。
山、山、山。
息子2人を連れても山へ。
取り憑かれてしまった訳でもないけれど、
息子たちには、自分の体と心で、
自然の楽しさや厳しさを、
学んでほしかったから。
こんな自分が、
注意を促すことよりも、
はるかに効果があると感じていた。
71歳になった今。
山とともにあった生活だったこと、
良かったと思えている。

同級会では、
欠席のハガキが紹介されていたけれど。
5年ほど前の同級会の際、
協力をしてくださった男性が、
「白血病」に侵されたお手紙も。
ショックだったし、
悔しかった。
とても優しいお人柄だったのに。
何故、神様は。
そんな思いもよぎったが、
帰宅した後、
お手紙を書いて投函した。
絶望の淵にいらっしゃるのかもしれない。
今の気持ちを素直に書いてみた。
「自分が、両親のことで福島と千葉を往復した20年ほど。
大きな事故もなく過ごすことが出来たのは、神様が守ってくれたから。
そんな風に捉えている。
従って、彼のことも見守ってくれているはず。
治療に専念されて、3年後の同級会でお会いできたら幸いです。
私も元気でいたいです」
こんなような内容で。
無力な自分には、
精一杯の励ましの手紙。
人の命は、
その人の気持ちと神様だけが知っている。
そんな気もするから。
お返事は気になさらないでくださいと、
付け加えた。
♪今朝の庭

チドリソウの様子。
こんなに大きくなると思わなかったけれど。
長い支柱で養生してみた。
ステキすぎて言葉が見つからない。

白いシランたちが、咲き始めた。
タイムのじゅうたん。
下は、多分アリウム。
数個植えたのだが、中々上手くいかない。


気温が低く、
雨の朝になったけれど、
スキな雨粒も。
3年後にお元気な姿で、
お会いできるのを、
切に願っている。
ありがとうございました。

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