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食品を大切に使い切る✳︎120%の美味しさに⑥

漬物のつけ汁には、野菜の栄養や、たくさんの旨味成分が含まれている。

前に記事に書いたように、調味料費というのは、結構高い。

漬物のこの漬け汁をただ捨てるのは、とてももったいないことだと思うので、私は必ず使う。

写真の洋食メニューも、それを使っている。
どれかというと、鶏肉と茄子のトマト煮。コンソメだけでなく、つけ汁を味付けに使っている。その方が、かくし味になって風味も豊かになる。

決まった材料で決まった味じゃないと嫌な人には向かないけど、炒め物、煮物、酢やマヨネーズなどを足りたりすれば、そのままドレッシングにも使える。

そして、一番大事なのは、忘れない工夫。
慣れないうちは特に、つけ汁をとっておいても、すぐ忘れてしまいがちで、それでは意味がない。

冷蔵庫のすぐ見える場所に置くとか、私はいつも「明日の献立」を考えているので、材料にメモすることで使い切れるようにしている。

メモするなんてめんどくさい、という人は多いが、メモをしない方が、はるかに仕事が面倒になって、損失を多く出す。
どのみちやらなければならない仕事。楽にしたいから、メモをする。

メモの手間で、安心して「忘れられる」。腐らせたものというのは、視界にも嗅覚にもテンションの下がるもので、しまった。。というヒヤッとする嫌な思い、損失の落ち込み、罪悪感、自己否定な不快感、ゴミと仕事が増える、料理嫌いになる‥

先にメモすることは、そのまま目通しになり、後から無駄なやらなくて済んだ仕事を防いでくれることがとても多い。

持っているものを使い切って、美味しさ増し増しの料理ができた時の嬉しさは、ささやかながら、実はとっても大きい!楽しい!
腐らせた時の下向きの矢印とは真逆の方向に回り出す。

漬け汁を使うことで、使う調味料も減らせるので、金額的にも、この生涯蓄積は決してばかにならない。

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