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おかんしんどい

某日、学校から帰った息子が軽く乾いた咳をしている。息子のクラスこのところインフルが流行っている。

げっ

コロナ禍以来、咳には敏感になってしまった。夜遅くに案の定熱が出始めた。しんどい。

明日、受験ですが?

次の日、内部進学の面接の予定だった。こうなるとおかんパニック。専願なのにこれをパスすると、え?浪人?などという不吉な言葉が頭をよぎる。しんどい。

だから、学校でマスクしろ言うたやろぉぉぉー💢などと言っても後の祭り。祭りだけど言った、抑えられなくて。次の日の朝の算段を考えるのと、もしも悪化した場合を気にしていたらほとんど眠れなかった。しんどい。

次の日の朝7時半学校に電話するも繋がらない。機械音が「その他の連絡先は学校のホームページを見てください」と言うばかり。いや、ホムペから来てるしな。どうすんねんとパニック。息子の学校は、欠席連絡をアプリでやるので、いたしかたなくそこの理由欄に「電話したけどつながらんやないか、ボーケー!至急連絡待つ」を丁寧語にして書いた。同時に、息子と先生が繋がっているteamsに書き込みさせた。デジタル化もいいけど、緊急の時はアナログ方式で連絡させろや。しんどい。

8時半に内科の予約をとり、朝一病院へ連れて行き、診断書を書いてもらい帰宅。先生にteamsで、インフルAだったこと診断書もらったことを連絡。他にも発熱している子がいて、先生がまとめて大学に連絡し、リスケしてくれることになった。しんどいけど、めっちゃ助かるありがとー!!

サラッと書いてるけど、この間にお粥を用意し、氷枕を替え、水筒にお茶を入れ、着替えをさせ、アイスとゼリーを買いに行くといった細々したこともこなしてゆく。今回吐き気もあるようで、ゲロっとなってるなら駆けつけて様子を伺い、寝ている時もソローっとドアを開け呼吸を確認する。看護師、栄養士、秘書業務、介護士などを一手に引き受けるのがおかん。

おかんてヒーローじゃね?

いや、もうね、おかんマジしんどいよ。子供が病気になるのほんとキツい。まず、子供が病気マックスの時は、気を張り過ぎ心配しすぎで、まるで自分が感染症に罹ったかのようにしんどい。そして子供が治ってきたら、だいたい漏れなくその感染症引き継いでリアルに病気になりしんどい。普通の人が病気で臥せる回数×2しんどいってなんなん?

私の場合、息子だけでなく実母(がんサバイバー)と夫(日本語できねぇ)の面倒も見なくてはならず、取っ替え引っ替え病気になられたら、おかん(私)ずっとしんどい。で、いざ自分がしんどくなったら、自分で病院予約して行って、◯◯買ってきてという指示も必要で、わぁぁぁぁーーー!不公平!!

SNSで見るお子さんが重度の病気の人達はどうしてるんやろと思った。治る病気でもこんだけしんどいのに、命の危険があるような大病を抱えているお子さんがいるおかん達の心労を思うと胸が張り裂けそうだ。

全国の孤独戦士なおかん達!
偉いよ!むちゃくちゃ偉い!
お疲れ様!!


※イラストお借りしました。tama3roさん、ありがとうございます。

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