某日、神奈川の家の内見に出かけた。何度か神奈川に通っているうちに、怖さも無くなってきた。いけるかもしんない。

不動産屋と現地集合。まずは家周りから見る。バックヤードに入ってみた。庭はひな壇になっていますとあったので、せめて抜け感あってくれと思っていた。

げげげげっ。

眼下に広がる崖。

は？なんすか？なんで整備せんかったんすか？35年も住んでたのに？

南側ウッドデッキの先は、崖であった。ちょっと想像し辛いと思うが、凸凹の斜め下がりの土地（下にも隣家ある）で、そこに、これでもかと木々が植っている。ちょっとした、ロッククライミングの練習なら出来そう（言うてる場合か）

下の家のところとサイドにコンクリート擁壁作って、土を入れれば庭にはなるが、果たしてこの外構に幾らかかるのか。植栽を伐採、撤去だけでもだいぶかかりそう。そして、極め付けは、隣家の庭に杉の木あるやないかいっ。なんで、こんなとこに杉植えてん。不動産屋は、松じゃないっすかーって言ってたけど、私、田舎の子、普通の木の見分けつく。松はうちの敷地に生えていて、その向こう隣家の庭には、杉だ杉。花粉症の大敵、杉なのよぉぉぉ。

これには、夫共々
エモーショナルダメージ！！

どよーん再来。もう嫌。

とりあえずハウスメーカーのKちゃんを連れて幾らかかりそうか、もう一度見てきてくれるらしいが、夫も私もないわぁ、これはないわぁとの思いがドバドバ溢れ出る。そのあと家の中も見たが、崖のインパクトがデカ過ぎて、ほぼほぼ記憶なし。

わぁーん、せっかく神奈川行く覚悟決めたのに、返せや覚悟ぉぉぉー。

もうダメかも知んないママン。
お友達のAちゃんは、土地探しに一年を費やしたらしい。インスタで建てる過程の話をしてる人は、2年だって。私、探し始めて2ヶ月。既に息切れ中。せっかちなのも災いしている。焦る必要などないのに、早く見つけなければ！と必要以上に、力み過ぎなのである。わかっているけど、やめられない止まらないかっぱえびせん。選択肢がある方が勝ち！とか偉そうにしていたから、バチが当たったのに違いない。

ちょっと休憩しようか。なんなら1年ぐらい（おい）

探し始めて改めて知ったけど、都心または、都心に近い見てくれの良い地域は、土地代バカ高いのな。高いとは聞いていたけど、こんなに高いと思わなかったよ。この金額で、実家あたりに建てたら、お城みたいな家建つと思う。かと言って、まだ息子から離れられないぃぃぃぃ。子離れ難しいぃぃぃぃ。

これが他人事なら、家とか土地って縁やからねぇ（菩薩の笑顔）とか出来るんだけど、自分家のことになるとそうも言ってられず、なんでピッタリくるやつないん？（修羅の怒り顔）となって、なかなか辛い。でも、やっぱり縁はあると思うんだな。今！って言う時に、バチっと決まると信じてるぜ！（空元気）

大人ー
大人、めんどくさいぃー
うわぁぁぁおぁぁぁー
って叫んでる写メあげとくね。

つづく

※イラストお借りしました。pasteltimeさん、ありがとうございます。