過去記事を読んだ方々は、わたしが、息子を溺愛していることをご存知だろう。己の命を迷いなく差し出せるほど、愛している。

が！！

ある特定の場合において、面倒臭さが勝ってしまう時がある。それは、以下のような時。

・入学式、卒業式
・運動会、文化祭

今まで知り合ったお母さん達は、これらの行事を非常に楽しみにしており、一生懸命だ。わたしはと言うと

かー、めんどくせー！！　
サボれるもんなら、サボりてぇー！

なのだ。まぁ、そう考えていても、出席はするのだが、毎回サボりたい病にかかる。確かに、大きくなったなとか、こんなことも出来るようになったのかとか、感慨深いのはわかるし、わたしもそうだ。でも、他のお母さん達とは明らかに違う自分がいる。例えば、ビデオ撮影。わたしなんかは、それはもう適当に撮影する。なんならしなくてもいい派。他のお母さんは、1秒たりとも逃しはしない、君の全てをこのカメラに記録する！！ぐらいの勢いだ。わたしは、それを横目に見ながら、その撮ったやつ、あとで見るぅ？などと考えている。

これは何の差ですか？愛情では負けてないつもりだけれど、こういった姿勢の違いを見ると、わたしの愛情などは、まだまだ足りないのではないか？なんて考えてしまう。

息子も来春から大学生なので、おかんの出番は、入学式と卒業式ぐらいのもんで、そうそうなさそうだが、その前に高校の謝恩会のお便りが来た。中身はこうだ。

卒業式を昼までにやって、夕方から謝恩会なんやけど、親も来ていいよ？あ、一人だけな。会費は、13000円よろ！ラグジュアリーなホテルですんで！
（文章は関西弁で要約しました）

めんどくさいMAXやないかい
どよーん。めちゃくちゃ行きたくねぇー。

行きたくはないが、もしも他のお母さん達が出席なら、自分一人行かないわけにはいかない。息子が一人ぼっちになるのは可哀想すぎる。お昼まで卒業式のスーツを着て、夕方からはパーティー用の服を着なければならない。考えただけでため息が出てしまう。とりあえず息子に、他のお母さんが来るのか聞いてもらってから、出欠の返事をすることにした。どうせなら、絶対出席としてもらいたい。もしくは、夫婦でも可か。どっちでもいいですよ？なんて言われるから、え？行かないのもありなん？などというわずかな希望を持ってしまう。

他のお母さんは皆、意気揚々と出かけるんだろうか？わたしみたいなのは、稀なんだろうか？

そもそも謝恩会って何？先生にお世話になりました、ありがとうございましたって言う会？それなら、謝恩会にかかる全ての費用を、先生の頭数で割って、分配した方が先生も嬉しいのじゃないか？安く見積もっても、1人30万は渡せるぞ？などというゲスい事も考えてしまう。

インドアなおかんで、すまない息子よ。でも、なんだかんだ言っても、やる事はやるので、心配はするな。

※イラストお借りしました。t0m0y0さん、いつもありがとうございます。