49.仕事と家庭

この記事を読んでまず初めに思ったのはそもそも日本ですら子育ての環境は整っていないということだ。

海外駐在の女性が少ないから増やそうではなく、海外駐在も含めて様々な選択ができるような環境をまず国内から整えていくべきだと思う。

それができたら日本と同等の制度を海外でも適応できるようにしていくのが順番だと思う。

映画やドラマなどでしか見た事はないが昭和初期のように地域みんなで子育てする温かさと安心感が今はほとんど無くなっている。
我が家も子育てして、金銭的な部分ももちろんだが、一緒に子育てをサポートしてくれる存在がもっと必要だと感じる。
行政の業務委託のファミリーサポートセンターのような所も子供を預けるのにまず説明会に参加し、預けられるかどうか条件をクリアしなければならないとなると非常に使いにくい。
日本はまだベビーシッターという文化が海外ほど普及していないため、預けるということに少なからず不安もある。親族も遠方に住んでいるケースもある。そうすると忙しくても自分自身で子供を見るしかなくなる。

安心できて頼れるとなると何かを自分なりに考えてみたが、職場(会社)を通した子育て支援の充実が1番ありがたいように思う。
大企業はすでに社内に託児所があったり、いざと言う時に頼れる子育てのプロがいたりするようだ。中小企業ではなかなか難しいかもしれないが、そこは行政の出番だと思う。
会社を通して使える制度であれば安心感もある。周辺の複数の中小企業がまとめて参加できるような制度ができればより良い。社会保険のように、会社自体がその仕組みに参加しているのが私のイメージである。

また子育てに限らず病気や介護などもそのような仕組みを通して大変な時に頼れたらいいと思う。

今のところ現実的ではないかもしれないが、異次元の少子化対策を掲げるならちゃんと安心して利用しやすい制度を導入して欲しい。

CHIZ カリン

ワンオペ海外駐在、女性あえて挑戦 育児に柔軟さ求める:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN230CM0T20C23A8000000/

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