食欲のない朝にも、手が伸びる。紫蘇と梅でさっぱりしてて、夏にぴったりの栄養満点おにぎり。

夜更かししてしまって寝不足、朝寝坊。夜も暑かったけれど、朝起きても苛烈な暑さ。グッタリ。

そんな時にも軽く食べられるおにぎり。梅シソひじきおにぎり。

なんで夏に合うかっていうと、適度な塩気とミネラル満載だから。ご飯にたたいた梅と、塩ひじきを入れて混ぜ、青シソと海苔で巻いている。

ご飯は五分づきに少し玄米と五穀米を入れたもの。

たたいた梅は自家製の3年物で、保存容器に入れていつも使えるようにしてある。梅干は何といってもクエン酸が豊富で疲労回復に効く。カリウムやマグネシウム、ナトリウムも取れる。

塩ひじきは塩味のついた、煮なくてもすぐに使える塩昆布的なもの。これ、旅先の伊豆で買って以来、私のお気に入りで常備してある。煮るのが面倒な時に、これからすぐに食べられる。ひじきはカルシウムと鉄分とっても豊富で、食物繊維も多い。

いつもならこれにだし巻き玉子を作るんだけど、今朝はいいや。本当はお味噌汁を付けたいんだけど、同じく今朝はいいや。軽く済ませちゃおうっと。そのほか果物、野菜も省略！

ご飯を温めて、混ぜているだけで、だんだん食欲がわいてくる。バルコニーでシソを採ってくると「食べるぞ」って気になってくる。握って、青シソ巻いて、その上から海苔を巻いて、あっという間に完成。

口に入れた時にしっとりし始めた海苔と、サワッとした青シソの違う感触がおもしろい。生の青シソがさわやかな青みをプラス、海苔の香りとも相性がいい。紫蘇は抗酸化作用が強いし、免疫力も高めてくれる。

ひと口食べると、梅干の酸味とひじきの塩気が舌に触れてくる。シュワッと唾液がでてくる。つぶつぶご飯のかみごたえ、しっかり。

いろいろな味と舌触りが口の中で広がって、一体化する。おにぎりなんだけど、おかず感もある。それほど大きくないけれど、よく噛むからか、結構食べ応えもある。ゆっくり、よく噛みたくなる。

息子も寝不足の時でもこのおにぎりは結構食べる。

シソを千切りにして、海苔をちぎって、お茶漬けにするという手もある。夏のお茶漬けもいいものだ。汗をかくけど、すっきりする。

このおにぎり一つ食べると、おなかが落ち着く。ヘロヘロしていた体も少しシャキッとしてくる。ふ～う。

さて洗濯しようっていう、土曜日の朝。

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