アバウト・シュミット

ジャック・ニコルソン主演のヒューマンドラマです。

保険会社を定年退職したウォーレン・シュミットは、手持ち無沙汰な日々を過ごす。偶然テレビで途上国支援のCMを目にして、フォスターペアレントになる。彼の「養子」は、ンドゥグという子どもだった。シュミットは、ンドゥグに手紙を書く。
ある日、妻が急死する。葬儀のために戻ってきた一人娘に、しばらく一緒に暮らしてほしいと頼むが、結婚式を控えているからと断られる。
自分の存在が不確かになってきたシュミットは、旅に出るが、満たされることはなかった。娘の結婚式の日が近づいてくる。

決して明るくない話なのにコミカルで、これがセンスというものかと思いました。ジャック・ニコルソンの繊細な演技だけでなく、脇を固める俳優陣も素晴らしいです。ごく平凡な生活をしている、だけど、どこか妙なところがある人々。
人生を肯定的に見られない人は多いと思います。
勇気を与えてくれる映画ではない、ただ、そういう人生もあるのだと、妙に納得させられる作品でした。

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