我、おばさんの更年期前半戦の記録(誰かの参考に)

我、70年代半ば生まれのおばさん。更年期がやってきて折り返した様なので、前半戦をまとめました。誰かの参考になればいい。

ほんっと更年期人それぞれなんだと思う。Twitterかなにかで「自分の更年期についてあーだこーだ言う会やりたい」っていう書き込みを見たことがあるがその通りだ。

予兆は42歳ごろからだったと思う。
30代終わりから時々ピルを飲んで旅行などでずらすことを覚えた。(出遅れ感ある) が、基本軽い短いので、毎月めんどくせー感じはあったが辛過ぎるというほどではなかった。

これまできっちりやってきて、量も少なく軽度で去っていた生理が

  • 年一度ぐらい突然スキップする(2ヶ月来ない)

  • 突然出血量が大爆発する月がある。年一度か二度。

  • たまに生理痛に襲われる

何だろなって思いつつもまあこんなこともあると思っていたが、これが更年期の前段階だったんだろうと思う。
コロナ前の1年ぐらいは生理前のイライラも結構ひどくなっていた。

コロナ期間は俺の更年期 前半戦と重なった。

コロナが騒がれ始めた頃からやたらと熱っぽいことが増えた。2020年の3月ごろから、いつも36度ぐらいだった体温が微妙な36.8ー9度という数字になった。たまに7℃超える。時節柄「もしや?」って何度もなった。正直、接した人がコロナだったりするとまじで焦った。
で、体が暑いかというと「背中だけが、甲羅だけが熱い」。手足は普通。なぜか背中だけだった。夏頃になって「これが更年期かも」って自覚になった。

そして喉が夜中に異常に渇く。夜中に喉の渇きで目が覚める日々。水飲んでまた寝る。これは健康診断で質問したが、腎臓の数値は全く健康だった。

噴火が始まった。

そして同時に生理が噴火状態になった。出血大量。
毎月量が多い人のブログやらを参考にした。大きめサイズを大量にストックし、これまで以上にトイレに行った。毎回黒の消臭ゴミ袋が2袋もでた。
夜は人生で初めてオムツ型の生理パンツを買った。汚れる範囲が広いので尻を拭くために、トイレに「お尻拭きシート」を用意した。さらに「ソフィ シンクロフィット」これは外出に安心できた部分当てで吸収力がすごい優れもの、最強だった。若い頃にもあれば良かったのにと思う。
最近はフェムテック的なもので、パンツ自体で吸収するとかあるらしいけど、試す間もなかったんでこれは残念(笑。
フェムテックで高校生の時からもっと快適に過ごしたかったよ!

さてこの頃の周期は、なかなか終わってくれなくなった。来たら長い。サッと帰ってくれない。なんなんだお前、こんな体じゃなかったはずだ。自分の体なのに違和感。もっとあっさりしたやつだったはずだろう。そもそもこんなんじゃ旅行行けないだろが(趣味は海外旅行だった)。でも今コロナだから行けないけど。涙2倍になった。

そして流血するということは鉄分が足りなくなる、と言うことだ。鉄分のカプセルを買って周期の時は飲んでいた。飲むとフラフラ感が減ってラクになった。

とはいえ幸運だったのはコロナ時期で在宅勤務が定着していたので、出社しなくてよかったこと。この出血状態を抱えたまま会社に出勤して仕事をするのは無理だった。更年期の乱れがちなおばさんに在宅勤務はありがたい。在宅できる仕事でよかった。

さらに不規則な周期になっていた。予測できず噴火されても困るので、とりあえず持ち出す想定のいくつかのカバンには全て生理用品を入れておいて、いつでもこいやテメーって感じにしておいた(数回役に立った)。

そして睡眠に支障が出た

出血多量の生理が1年ぐらい続くと(コロナ2年目)突然寝られなくなった。
元々布団入ったら3分で寝ていた人間なので、この「寝られない」が苦痛でしかなかった。寝付けないことがこんなに苦しいとは。

寝ても3時間後に目が覚めてしまう。老いの始まりを自覚した。オイルショックだ。
寝られるアロマを買ったり、運動したりしたが改善しない。
ついに出社が必要な日に完全寝不足で、相当顔色も悪かったんだと思うが「在宅勤務で精神に不調が起きた人」みたいな扱いをされ、いやいやそういうんではないです。。。という話を上の人とした。

よく言われるのがイライラ。いや、これは微妙な精神状態。そう、イライラというより落ち着かない。怒りはない。そしてやたら疲れる。

そして突如、朝起きたら首が回らなくなったり。びっくりして外科に行ったところ、注射ですぐ治った。

※ 在宅勤務だけど別に仕事中寝落ちとかはないです。仕事中は眠くならない。。。何という労働向きの人間。。。

眠れなくなった、生理が90日こない、何だか疲れを感じる。これが揃ったので初めて婦人科に行った。

血液検査をされたが、結果的には俺は健康だっていうのがわかった。でも閉経はまだ、ってのがわかり病院に行った後で生理がまた久々にやってきた。不調でこの頃はとにかく弱気な感じになっていた。

結局のところ、睡眠問題で苦しめられたのは2ヶ月間ぐらいだった。何とか平穏になり、夏の終わりの生理を境に、来ない月が続いた。

そして閉じた。終了パーティーしたいがその後落ちる

コロナ3年目の春。次は頭痛とだるさに襲われた。病院に再度行く。
血液検査の結果、最後の閉経から9ヶ月だったが、閉じた様子であることを教えてもらった。
おう、、、あいつ、あの時が最後だったのか、ちゃんと挨拶すればよかったな。。。
お?閉じたなら盛大にお疲れ様パーティーでもしてもいいんじゃない???。。。パーティーしたいな!!! (まだやってないけど)。

頭痛とだるさは3週間ほど続いたが、ふっと終わった。夏もダラダラしてたら終わった。夜中に目が覚める周期もあるが、たいはんよく寝られようになった。

夏の終わり、秋から冬にかけ時折りなんとなく心が内向きになって、以前と違い心の動きが鈍くなっていることも感じた。これは老化。どんな内向きかというと「食べたいなあー でも肉と脂肪になるだけだからなアハハ」「この分厚い本読みたいなー でも疲れるな」とか。

そして自責が強まった。
仕事以外の生活でもあれできてないこれできてない、休みが取れないかも旅行の計画も決めらんない決定力がない、ネガティブ循環になって自己否定に簡単に陥って鬱々とした気分になった。自分ができていないことに目を向けすぎない、ってヨガの先生に言われてハッと気がついた。これは良くないなと。

不思議なことに、年末を超えて今年に入ってから徐々に体調が回復してきた。頭痛と悩まされていただるさがなくなってきて、続けているヨガの効果を実感できたり、気持ちがふわっと前向きになった。寝起きがとにかく良くなった。
胃が疲れた時に、それを機に酒を週2に減らしたら体重がスルスルっと減った。これにはびっくりした。
事情で出社が主の生活に戻したが、全然ポジティブに仕事できている。
ただ早く目が覚めるようになった。遅く寝ても6時には目が覚めてしまうのが悲しい。夜中にトイレに行きたくなることがあるのも悲しい。でも仕方ないなー、受け入れるしかないから。

コロナから始まって4年目のこの春は自分にとっても節目だったが、なんだかいい感じで迎えられた。


こうやって書いてるけど、それでもうろ覚えになっていところが多かった。暇に任せてつけていた紙の日記を振り返りつつ書いた。

とりあえず閉経したので、カルシウムをこれまで以上に摂取しています。数年前から味噌汁の煮干しも全部食べるようになった。何であれ捨ててたんだっけもったいない。

たまに国内旅行しますが(コロナ後、海外はまだ一度しか行けていない)生理がぶつかってこないのはマジで快適です。なにこの開放感。もっとこの快適さを楽しみたい。というわけで最近はよく温泉に行きます。

ちなみに母に参考までに更年期どうだったと聞きましたら、「更年期?忘れた、あの頃忙しかったんでほとんど覚えてない」と言っていたが、そんなもんなんだと思う。3人子供がおり実の親を立て続けに介護し看取り、一方で商売、子育て・家事をこなしていたわけで、不調を悩む暇などなかったのだろう。今、元気で生きてくれててよかった。

女性の大半が押し寄せる不調に戸惑い、錯乱するのも事実。こうやって書き留めて、誰か若い人のこれからのヒントになればと思いました。

そして更年期とは閉経前後の10年なので、わたしはまだ前半戦と少しが終わったに過ぎない。なのでこの先5年何があるかは不明、今はいいけどこの先どうなるかは調子に乗らず気をつけて生活し、後編はまた書こうと思う。

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