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#145  吉本ばなな『下北沢について』 を読んで

タム、 おはよう。
ネムネムだよ。
ねむいー。

さて、タイトルは、読んだ本の題名。

2016.9.20 第1刷発行 (定価1400円+税)

紹介したい一節があって書き始めました。

 自分では決してそう思えないだろうと思うんだけれど、あなたはそうやって生きているだけでやっぱり作品なんだと言いたかった。創ったのは神様でも両親でもない、その魂が肉体に入っている組み合わせはたったひとつ、あなたが日々選ぶものがあなた自身を映し出しているのんだよって。
 今も、自分を含め、いじけている人全員にそう言いたい。

『下北沢について』吉本ばなな 裏話④作品たちP210-211


生きているだけで作品なのだ。

ってことを私も含めて、言いたいと思う。
私もそう思う。作品ってとこまでは、実は今までポジティブに思えなかった。例えば「子どもは親が作った作品」とか、「子どもは親にしてみれば作品みたいなもの」っていうふうに捉えたり、表現することはあっても、自分が選択してきた結果、ただ生きているだけで作品!(ドーン!)ってのはさすがにたどり着かなかったよ。そこをあえて、神様でも親でもない、自分が選び取ってきたもので作られているんだよ、って表現してくれていて、なんか救われた。
 自分を作る要素の細かいことを一つ一つ挙げれば、それができる人やする人は無数にいるけど、この肉体とこの魂と、今までの数々の失敗を含めた経験をしている、この組み合わせはこれしかない。

 というわけで、尊いのだ。

またね!


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