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ジョルジュ・バルビエ :: ポリシー違反との戦い(STYLE BOOK)


今回取り上げる作家は、ジョルジュ・バルビエ (GEORGE BARBIER) です。それに付随して、現時点の画像生成AI におけるプライバシーポリシーに関してです。


ジョルジュ・バルビエ

ジョルジュ・バルビエは、フランスのイラストレーターで、1882年に生まれ1932年に没しています。
彼は、ニジンスキーやロシア・バレエなどの舞台芸術に興味を持つと共に当時のファッションモードにも興味を持ちました。
バルビエは、当時のファションモード紙に多くの挿絵を寄稿しました。


Dalle のへそ曲がり・・てか、少しアタマヘン!!


さて、このアールヌーボー時代のバルビエ風に絵を描いてもらおうとDalleにお願いをしました。まぁ、最初だからとってもシンプルで、てきとーな英語の指示です・・そしたら、「画像作成エラー」です ???

私のつたない英語能力から解すると、ポリシー違反だから別の指示を出せ、的な内容の様です。

さてさて、上記も含めてへそ曲がりとの一連のやり取りを開示します。

ポリシー違反の内容を質問すると、

Googleゃ
Google Adsense
Google 広告

の様にgoogleの単語がいくつも出てきて、Google 関係の権利を侵害している、事がポリシー違反の理由の様に読み取れます。
でも、なぜgoogleなの?

もしかして、"George Barbier" の George を Google と理解した 訳なの?

文脈から察すとそれしか考えられません。私はグーグルに関連した文言は何も入れてない訳ですから。
それで、George 削除して Barbier だけにしました。
それでも拒否られるのです。

それで、テストで、bing の Copilot に同じ指示を出しました。
すると・・・

この様に、バルビエ風の絵を問題なく描いてくれます。
Dalle と Copilot は、同じものです。Dalle のAI 作成能力と変わりありません。両方とも ChatGPT なのですから。
それで、ここで生成される絵の裏側のどこに違いがあるかと言いますと、

「Copilot で生成された画像は、販売できません‥つまり、個人使用の範囲で利用しましょう。一方、Dalle で生成された画像は、販売できますよ」

という違いがあります。
私は、Dalle の無料版のCopilot を使ってから、有料版のDalle にしました。
そしたら急に生成される絵がヘタクソになりました。
当初は、???? でしたが、しばらくして何とか理解できました。
それは、画像生成AIは、絵を描くとき、ネットにある様々な処から情報を収集してきます。
例えば、"George Barbier" について教えて? と質問したら、wiki の内容をそのまま表示しました。ネットから情報を拾ってくる証でありますが、Copilot は、利用したら権利侵害? の有るような所からも情報を拾ってきて絵を生成します。ところが、Dalle の方は、生成された画像が販売可能な為、権利侵害に抵触しそうな所からの情報は一切カットするようになっているのではないかと結論付けました。
そのため、有料版になったとたん絵がヘタになったのは、ネットから拾ってくる情報量が少なくなっている為だと推察します。それを補う自身の表現能力が必要になってきます。

それで、Dalle の方で、普通に create greek's Queen smailling face としたら

やっと2枚描いてくれまた。ダ・ビンチのモナリザにティアラか月桂樹の冠をつけた画像を・・(悲

Leonardo.ai の場合


このポリシー違反云々というものは、当然 別のAI ではルールが違うのです。
Dalle でポリシー違反になったと同じprompt を入れて 6枚絵を描かせました。問題なく描いてくれます。

上記の絵は、AlbedoBase XL というタイプで描きました。
Leonardo.ai にも複数の画像生成タイプがあります。
以下、PhotoReal v2  と Leonardo Diffusion XL を使って描いたのが以下です。

バルビエ・スタイルを写真にすると、あ~こんな感じなんだ!! と、少しショックでした。
まぁともかく、AI の種類によってポリシー違反のラインがいろいろと異なるわけです。
ちなみに、上記の Leonardo.ai の場合、過去何かの文脈で  "young girl" という単語を使ったときにポリシー違反を食らった事がありました。名誉の為に書きますが、特に変な事を描かせようとした訳ではありません。剣を持たせて戦うようにシチュエーションでした。でも先ほど似たようなpromtp を入れたらすんなり描いてくれましたが、もしかして、ポリシー違反とは日替わりなのかもしません。

掲載画像


今回 バルビエ作品の掲載は、56点です。

そしておまけとして、"the romance of perfume" のオリジナルのPDF版をお付けします。このおまけは、ここまで読んでくださった方々へのプレゼントです。

ジョルジュ・バルビエによる挿画本で、1928年に発行されました。この本はアールデコの代表作とされています。48ページにわたり、バルビエ氏の美しいイラストが収められており、ロマンチックな世界観を描いています。
また、この本はリチャード・ル・ギャリエンによって書かれ、ジョルジュ・バルビエがイラストを担当しました。香水の歴史について短く記述されています。


何のための添付画像なのか?


さてこのシリーズでは、多くの添付画像をつけています。
一体これは、何のためなのか? 
もちろん、画像生成AIに絵を描かせる為の参考にする、というのが大雑把な理由なんです。
しかし、それをもっと合理的にする方法があります。

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831字 / 8画像 / 7ファイル
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