見出し画像

LA GUIRLANDE :: フランス アールヌーボーを代表する装飾雑誌

世紀末、フランスで起こった新芸術様式・アールヌーボーは、日用品や家具の装飾、絵画、彫刻、建築、文字フォントに至るまで多くの事象に影響を与えました。

自然・・草花や昆虫などをモチーフに、シンメトリー(左右対称)ではないデフォルメを行い、あらゆる事象に現されていきました。
この時代にLA GUIRANDE(ラ・ギルランデ)というアールヌーボーを代表するモード雑誌が発行されました。総発行部数は、たった800部。日本ではほぼ知られておりません。

ミッシャは、アールヌーボーを代表する芸術家で日本でも人気です。当時、レンプラントとミッシャを交換する絵画コレクターもでてきたほどの人気となりました。これはアールヌーボーの波がフランス芸術界を大変革していた象徴でもあります。

ミッシャによるステンドグラス:: チェコ・プラハ城


そして、ミッシャ以外の多くのアールヌーボーの作家達が結集して1919 年から 1920 年まで 11 回にわたり発行されたのが LA GUIRLANDE です。

連載小説、詩、モード、演劇、音楽、恋愛に関するエッセー等々を収録しており、テキストのほぼ全頁には、ブリュネレスキ、バルビエ、スタッブ、ヴァレ、ボラック、マルタン、ブランシュ等、いずれもアール・ヌーボーを代表する挿絵画家による挿絵が施されています。

ここで掲載する画像は、実家にあったLA GUIRANDE のオリジナルをスキャンしたものです。


全199ページあり、それ以外に、上記の様な全面イラスト画像のページが22ページあります。その内10枚を以下からフリーダウンロード出来ます。
jpeg画像で長辺が3200pxほどあります。zip圧縮してありますので解凍してください。


以下はLA GURLANDE の全ページのPDFおよび当時の発行記録PDFと図版のみ22のページをjpgにしたファイルです。

ここから先は

0字 / 3ファイル

¥ 300

この記事が参加している募集

404美術館

このデザインが好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?