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末っ子という生き物

私には姉が一人いる。
家族の中では私が一番年下だ。
そして、一番立場が弱いのも私だ。


両親は何かあるごとに、姉ではなく私にばかり言ってくる。
「アレ取って」
「コレ手伝って」
姉は面倒くさがりな上に機嫌を損ねると怖いので、言うことを聞きやすい私にはアレコレ言いやすいのだろう。

私ばっかり!!と文句を言いつつも、結局動いてしまうのだ。

姉と部屋の掃除や整理整頓をするときも、いつも最後は私一人で作業することになる。疲れてやる気を失くし、スマホをいじり出す姉を尻目に……。


とはいえ、姉のことは嫌いじゃない。

むしろ大好きだ。

シスコンと言ってもいいくらい。

歳は離れているけれど、精神年齢は同じくらいだと勝手に思っている。まるで、双子の妹のようなのだ。

洗濯物はすぐにしまわないし、何でも期限ギリギリだし、iPhoneばっかり見てかまってくれないけど、かわいくて仕方がない。

かわいくて仕方がなくて、ついつい代わりに色々やってあげてしまうのだ。


もちろん、姉が姉らしいときはいっぱいあるし、私の方がしっかりしているようで実はそんなことはない。

困ったときは「お姉ちゃんお姉ちゃん」と言って縋っているし、しっかり妹の立場を活用している。

そうだ……

末っ子は損な役回りなことが多いけれど、甘えられるという唯一の特権があるのだ!

まだ学生である私が、社会人の姉に何度ご飯をご馳走になっているかわからない。

私が持っている靴下のほとんどは姉が買ってきてくれたご当地のお土産靴下だし、友達が少ない私が一緒に遊びに行くのは8割姉とだ。


てな訳で、私は末っ子であることを悪くは思っていない。むしろ良い。


家族からパシリに使われようと。
姉より幼少期の写真が少なかろうと。

末っ子、バンザイ。

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