【雑感】やはり速さ‥‥!!速さは全てを解決する‥‥!!って話
どうも、外資系うさぎのちょこさんです。
巷ではいろんなお仕事が発信されていますけど、ちょこさんがちょくちょく呟いてることのひとつに、コンサルになったらとにかくスピードを意識しろ、ってのがあるんですよね。
まぁ、ただ意識するだけじゃなくて実際の行動として上げないといけないんですけど。
レビューする側から見ていて、特に入社間もないメンバーに仕事が早いとはどういうことか理解してもらうのがなかなか難しいってのと、ちょこさんも未だに弊上司のパートナーから「もっと先読みして動いてよ」ってフィードバックもちょくちょく貰ったりもするので、ひとつ上のポジションから見た速度の期待値を図るのってどんなにポジション上がっても考え続けていかないといけない永遠の課題なんだなって思います。
というわけで、今回は久しぶりにお仕事論の話です。
最初は何のスキルも持たない手ぶらの新人コンサルでも、速さひとつあればまずは現場で認めてもらえるので、まず最初に上げるべきステータスは速さ、と覚えておきましょう。
さて、本編入る前にいつものコピペです。
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では、本編をどうぞ。
◆時間をかけてじっくり…なんて勘違いしてませんか?
若手や未経験中途あるあるなんですが、
「粗い状態の資料を持っていっても怒られるんじゃないか」
とか
「自分なりに納得のいく状態になってからレビューを受けたい」
とか
「上司は忙しいし細かくレビューを受けるのはよくないですよね」
とか
とかみんな思っちゃってるんですよね。
でもそれ、全部コンサルのマインドセットとしては間違いですからね。
コンサルに限らず、多くの業界で歓迎されない考え方なんじゃないかとも思います。
まずひとつとても大事なこととして、期待値は時間とともに増加していく、と肝に命じましょう。
更に、時間をかけるということは、つまり納期に近づいた分だけその後の手直しにかけられる時間がなくなっていくということを意味します。
つまり、時間をかけてじっくり成果物を作ろうとした場合、初回レビューで80点に近い成果物を出さないとヤバいという状況になもなります。
実はこれ、ものすごく難しいことなんですよ。
コンサルのお仕事は計算ドリルみたいに明確な解答があるものではないので、いきなり80点の成果物を作ることなんてまず無理です。
そして、自分で思ってる成果物の出来と上司からみた出来の認識には大抵それなりのギャップがあるものなので、自分では80点だと思った資料が上司からすると15点くらいだった、なんてことも日常茶飯事ですね。
実際そんな状況になったらどうなるかというと、こうなります。
そう、コンサル名物、レビューに出したら全然見たことのない資料が帰ってくるやつ~!です。
正に匠の業。
なんということでしょう。
じゃあ、そんな憂き目に遭わないためにどんなことに気をつけていけばよいか、解説していきます。
◆仕事が速いとはPDCAを高速で回せること
ちょこさん的には、最初のレビュー依頼をいかに早く汚い状態で持ってこれるかどうか、がこのメンバーは仕事が速いか、速さを大事にしているか、を判断できる基準だと思ってます。
具体的にはこんな感じです。
もう一番大事なところはこれです。
タスクを振られたら即初回レビューの設定だけして15点くらいの品質を目標とする、です。
で、この即設定ってどれくらいだと思います?
例えば締切が1週間後だとしたら初回レビューはいつくらいでしょうか。
3日後?1日後?いえいえ、そんな甘いこと言ってちゃいけません。
目標は2,3時間くらいで15点を取りにいくです。
逆に言うと、半日後くらいであれば15点でOKなんです。
これがもし翌日だと30点、3日後だと70点、締切当日だと90点くらいのものを持っていかないとアウトです。
しかもこれは期待値に対しての70点とか90点なので、自称80点であっても上司から見ると15点くらいでしかない、なんて本当にザラです。
そうするとこの差分の自称65点分の工数、全くもっての無駄にしかなりませんからね。
とってもギルティです。
若手が一度のレビューでそんなに高い点を取れることなんてまず無理なので、レビューは毎日1回、余裕があったら午前午後で2回、そのかわりに毎回のレビューの目標点を10-20点くらいにして、レビュー6-7回で100点を取りにいくイメージです。
くれぐれも、自分を過信して「1週間後に100点で持ってったろ!」ってやらかしだけはしないでくださいね。
本当にガチで激詰めされます。
作業に慣れてきたり、上司から「こいつはもうある程度任せて大丈夫やろ!」って思ってもらえるようになると、半日後の15点だけしっかり目線を合わせたら、次は2日後50点くらいの状態で持ってくればOKってなったりしますから。
それができないうちは毎日1回、もしくは午前午後の2回、予定をおさえておくのが無難です。
◆じゃあ15点って具体的にどれくらいの進捗?
ちょこさん的には、例えば何かしらの報告書や計画書みたいなパワポの資料を作るときには、まずは粗い状態での全体のアウトラインや各ページで伝えるべきメッセージの方向性を作業者とレビュー者で合意してから、各ページの細かい内容の作り込みをする/してもらうようにしてます。
中身はまだ何もないけど、資料全体でどんな構成でどんなメッセージを書くべきか、が見えてくる段階でだいたい完成度15%くらいのイメージです。
そこから各ページの具体的なメッセージやボディのドラフトができてきた段階で50点くらい。
メッセージがほぼ固まりボディの細かい作り込みが出来てきた段階で80点くらいですね。
あとは全体を通しての平仄や整合性のチェック、読み手への読みやすさの配慮などで細かい記載を直したり追加したり、で95点くらいとしましょう。
これは完全に感覚なのですが、きっと同業者各位には結構理解してもらえる点数なんじゃないかと思います。
本当に慣れてくると、資料全体の構成とメッセージの方向性くらいはタスクを振られた瞬間に「じゃあこんな感じでどうでしょうか」って自分の案を出せたり、そうでなくとも「30分くらいで頭の中整理してきます」でドラフトを作れたりします。
一見なんだかものすごく高いハードルのように思えてしまうかもしれないんですけど、日頃から自分なりの仮説をもって色んなタスクに向き合ってきたか、というのがこういうときの打ち返しの速度と精度にものすごく如実に現れるから面白いんですよね。
コンサル名物の新卒3年目くらいのアナリストの方が未経験中途入りたてのマネージャより動きがよい、なんて言われたりする理由、実はこういうところにあったりします。
それくらい、慣れてないと「動きが遅い」というだけでかなりのマイナスになります。
◆タスクを振られたらその場でレビュー依頼を出す
もうひとつ大事なポイントとして、レビュー依頼を出すタイミングです
これもあるあるなんですが、「レビューを受けられる状態になったらレビュー依頼を出す」ってやっちゃってる各位、多いんじゃないですか?
それだといつまで経ってもレビュー依頼なんて出せないのと、自分の準備ができた頃には上司の予定はもう埋まってるってのがもっとあるあるなので、タスクを振られた次の瞬間に取るべきアクションは、上司のスケジュールをチェックしてレビュー枠を押さえにかかる、です。
そうやって、締切を先に設定してしまえば、あとはもうそれに合わせて進捗を出すしか選択肢はなくなるので、結果的に生産性は上がり、アウトプットも安定します。
もっと言うと、1週間くらいの期限のタスクであれば毎日1回15分とか30分のスロットを先に押さえるのが鉄則です。
そこからさらに言うと、そういうことを見越して、デリバリーが走ってる期間は自分と上司、もしくはチーム単位で話す時間を予め毎日設定しておく、くらいはやっておいても罰はあたりません、というかそれくらいやっておくくらいでむしろちょうどいいです。
そうすると、タスクを振られた瞬間に「では今日の○○時からの定例枠で初回レビューお願いします。15点くらいの状態で持っていきます」の一言でその後の流れをすぐ決められたりしますからね。
「そんなに上司の時間を取ってしまうなんて…」って思うかもしれませんが、品質管理のために時間を使うことは上司の仕事です。
遠慮なく押さえにかかってください。
それをせず締め切りギリギリまで手元でタスクを温めて結果ボロボロ、になったらそっちの方が上司としても困ることになりますからね。。
そうそう、先に締め切りを設定するタイプの仕事の仕方のメリットなんかはこちらのnoteでも解説してますのでよかったらご一緒にどうぞ。
◆Quick & Dirtyは全てに優先する
と、いうわけで、今日は
・タスク振られたら即レビュー依頼出せ
・最初は15点の品質でOKというか最初に15点を取っておく(大きな軌道修正を済ませておく)のが重要
ってお話でした。
そして締め切り直前まで粘って自称80点の成果物をもってレビューに臨むのは超ウルトラスーパーギルティというのもわかっていただけたかと思います。
そしてそういうマインドセットを一言で表せる便利な言葉があるので、ついでにこれも覚えて帰ってください。
Quick & Dirty
です。
特にコンサルのような明確な答えのない中で仮説検証を繰り返していく類のお仕事においては、この考え方をベースに持っていないとこの先生きのこることはまず無理です。
そして上司の側の各位、メンバーがQuick & Dirtyな資料を堂々と持ってくることができるよう、日頃から心理的安全性が高まるようなチーム運営を徹底してくださいね。
◆オススメの1冊
今回の話、ジャンル的にはホウレンソウ系ですね。
このくらいのレベル感の話だと進捗"報告"というよりタスクの対応状況の"連絡"、困っていることの"相談"、くらいの段階だと思いますけども。
というわけでホウレンソウのHow To本です。
侮れないスキルです。
この本、帯にも描かれてますけど、「あの件どうなった?」と上司に聞かれたらオシマイ!ほんとその通りです。
他にも、「相手は何を知りたいか」、「自分ひとりでなんとかしようとしてはいけない」とかお仕事のキホンみたいなのが結構詰まってるので、基本的なことを見つめ直したい各位におすすめです。
ついでにもう一冊。
一時期、心理的安全性って結構流行った気がしますよね。
これは上司の側の各位へ…。
ぜひウチのチームは「初回レビューはASAPで15点の品質で」が当たり前になるような環境を作りましょう。
と、いうわけで今回はこんな感じで!
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ではまた次回…の前に、さっきスライドだけ先行公開したツイートにそれなりのコメント、引用RTをいただいてます。
ちょこさんフォロワッサンを中心に色んなビジネス系ツイッタラーの仕事論や黒歴史的なものがシェアされてるのでご参考までに読んでみてください。
今度こそ、ではまた次回!
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