皆様、こんにちは。
2018年度の最速店長に返り咲きましたエイジサイクル、チームMIVROの岩島と申します。2019年度は40歳の節目を迎え、これから一年間連載するに当たってのテーマは「挑戦」にしました。
レースだけでは無く､自転車に関する私なりの挑戦を綴っていきたいと思います。

世界一の証アルカンシェル

近年の私の目標はUCIグランフォンド世界選手権で優勝して世界一の証であるアルカンシェル（虹色ジャージ）を獲得することです。
UCI（国際自転車競技連合）が認めている、正真正銘の（年代別）世界一です。
2016年度から挑戦していますが、流石になかなか手が届きません。2017年度のフランス大会では7位に入りましたが、2018年度のイタリア大会では27位に後退し、世界との力の差をまざまざと見せつけられました。
15年のレース経験でまがりなりにも走行技術や駆け引きは解っているつもりでしたが、そもそもベースの力で及ばなかったと思います。
果たして世界のトップアマチュアとどれくらいの力の差があるのか？

ZWIFTで世界中の人たちとレース

一つの指標として、ZWIFTという自転車のネットコミュニティーで楽しんでいる世界中の人々から、推測することが出来ます。私も2018年から、ZWIFTをトレーニングに取り入れて楽しんでいます。ローラー台の上でのパワーを計測し、パソコンやケータイに表示させて仮想世界のコースを擬似的に走るものです。パワーメーターかスマートトレーナーがあればアプリに登録・課金して始められます。
世界中のサイクリスト達と繋がっていて、一緒にトレーニングやレースをしたり出来る、自転車版のSNSです。

この中で選手のZWIFTレース中のパワーを計測したZWIFTPOWERというランキングサイトがあります。
そこでは自分自身のパワーを体重で割ったW/kgという数値が使われています。因みに先月号の最速店長選手権で公表した私のFTPが330W、体重66kg、5.0W/kgになります。

海外のZWIFTERのトップの方を見ると20分間出せるパワーが体重の6.4W/kg、FTP換算だとおよそ6.0W/kg。
（2019年11月現在のFTPを調べるとトップで5.8W/kg、上位平均で5.5W/kg）
正直この数値は脅威で、自分との差は1.2倍、かなり大きいです。
ZWIFTレースやヒルクライム等ではこの数値差が顕著に成績に反映されます。

ロードレースはいかに上手くパワーをセーブしながら上位でゴール出来るかが醍醐味ですが、出せるパワーが高いに超したことはない。その方が様々なレースで楽しめます。コツコツ継続しないとベースの部分は強くはなりません。

自転車選手は冬場に作られる

私の冬場のトレーニングでやるべきことは既にイメージしています。ペダリング技術を見直し、筋力トレーニングや柔軟体操で筋肉の質・量を向上させ、鍛え直すという基礎的なことです。

果たしてこれからやる練習法で力は向上するのか？
そもそも40歳からまだ上がるのか？
しかし限界を自分で決めると成長は止まると思います。
達成できるか分かりませんが、「FTP6倍」という目標に向けて一年間マイペースで挑戦してみようと思います。最後の連載でいい結果と達成する方法を発表できたらと思います！