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最速店長の挑戦日記⑧

◆日本最小のステージレース

長野県の木島平村で行われるステージレース「2days race in 木島平村」は、同日に始まる日本最大のステージレース「ツアーオブジャパン」 と対極に日本最小規模のステージレースとしても認知されています。

しかし出場メンバーのレベルはかなり高くJBCF(実業団)の基準でいくと最上位のジャパンプロツアーJPTかエリートE1(E2)レベルが出場条件になります。
今回はエイジサイクルショップチームMIVROでメンバーを揃え総合優勝に挑戦してきました。

「2days race in 木島平村」のその名前から分かる通り、2日間に渡って3レースを走ります。
初日は午前中にタイムトライアル(TT)、午後から80㎞程のロードレース、2日目は130㎞のロードレースで、途中にスプリントポイントもあります。
総合賞、アンダー23賞、オーバー40賞、スプリント賞の4賞があり、コンパクトながらもステージレースの駆け引きを楽しめるように設定されています。

◆総合優勝狙い


タイム差が付きにくいコースなので、総合優勝するには初日のTTがかなり重要です。私の順番は最後から2番目出走で他の選手のタイムがわかっている状態でTTスタートを切りました。
優勝するつもりで踏み込みますが風が強く、コーナーも多く、なかなかリズムをつかめないままゴール裏のバックストレートへ。既に手元の時計だと入賞圏外になってしまい、最後は少し力を緩めてゴール。
しかし終わってみると私の勘違いだったようで、3位入賞出来ていました。2位の香西選手と1秒差。総合順位の他に40歳以上の方を対象としたO-40賞では私は現在2位、この差が総合を狙う上で命取りになるとは露知らず次のロードレースを走り始めます。私も今年40歳なのでこのカテゴリー対象になります。
総合優勝を狙う私は積極的に前で展開します。ジェットコースターのようなコースで、次々と選手が力尽きリタイアしていき、チームメイトも2人リタイヤしてしまいました。

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終盤に総合順位に関係ある選手の逃げが発生してしまい、乗り遅れた私も追いつこうと前を牽きますが、私のすぐ後ろにO-40首位の香西選手のチームメイトが私を逃がさないようにぴったりとマークについてきて先頭交代せずにペースダウン、これでは前の逃げには追いつけそうにありません。総合順位を狙うよりもO‐40首位を守る作戦のようです。
打つ手がないうちにゴールを迎え、逆転を許してしまい総合は4位に転落しました。

2日目のレースは130㎞のロードレース、逆転の為に終盤に数回あるスプリントポイントに狙いを定め序盤は脚をなるべく温存します。途中に2秒分だけスプリントポイントを獲れたのでO-40は逆転首位に。しかし総合優勝には手が届きませんでした。

挑戦はまたもや実らずですが、各チームの思惑が錯綜する面白い体験(ロードレース)が出来て満足でした!

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今月の一言:ロードレースはあらゆる状況を想定して動くものだが、状況を判断していくつかの動くルールを決め、いざチャンスが来たら躊躇ってはいけない。

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