ちょいな

広告会社で長いこと営業をしています。私は元々赤面対人恐怖症だったのですが、仕事の中で恐…

ちょいな

広告会社で長いこと営業をしています。私は元々赤面対人恐怖症だったのですが、仕事の中で恐怖が克服でき、今では営業という仕事が大好きになりました。ここではそんな私の体験談、ちょっとした営業ノウハウ等を書いていこうと思います。もしご参考になることがあればこんなに嬉しいことはありません。

最近の記事

他の人からは、見えない仕事

先日、朝、出社時間直後に、 喫煙所で煙草を吸っていた時のこと。 隣に 当社を代表する若手美形女子社員が入ってきて ぼーっとした顔で煙を吐き出し始めたので 「どうしたの? 出社早々、疲れてない?」 と声をかけたら、 キッと睨まれ、こう言われててしまった。 「何、言ってんですか。 私は今、撮影が終わって会社に戻ってきたところです。 会社の人は誰も判ってくれてないんだから(怒)」 ・・・そうなのでした。 彼女は、アパレルメーカーを担当している当社の稼ぎ頭の一人。 年間何十

    • 煮詰まった時は、他人に意見を聞け

      企画の種がある。 提案日が決まっていて 数日後までに クライアントにどういうストーリーで提案するかと考え、 企画書にまとめなくてはならない。 ただ 原稿進行やトラブル対応で 落ち着いてデスクに向かう時間が取れない。 期日はどんどん迫ってくる。 気持ちだけ、焦る。 ・・・みたいなことって、 日常業務を抱えている営業マンなら よくあることだと思う。 こういう時、どうするか? 私の場合は、 隙間時間に 誰かを捕まえて 頭の中にある企画の種をぶつけて意見を聞く ことにし

      • 悩みごとは、朝考えろ!

        最前線で仕事をやっている限り、 悩みごとや心配ごとが生まれるのは当然のこと。 私は 人一倍気が小さいので 猶更です。 何で、こんなことをやってしまったんだろう。 この後、こうなってしまうんではないか。 もし、こうなったらどうしよう。 ・ ・ ・ みたいなことが、 頭の中で思いがぐるぐる回り、 フリーズすることが、 多々あります。 極端なときは、 目はうつろ(と人に言われます)、 顔面蒼白(と人に言われます)、 みたいなことに なってしまうことさえあります。 この年齢で

        • とりあえず行ってみる

          これは、 あるマーケティング会社社長・Kさんのお話。 彼は普段会社にほとんどおらず 傍目からも超多忙。 常に精力的に仕事をこなしている「デキるタイプ」の方だ。 その彼の信条が、 「とりあえず行ってみる」 ということ。 Kさんは、 自分が関わっている、いないに関係なく 展示会だろうが、 イベントだろうが、 商業施設のオープンだろうが、 話題になっている場所には一番旬なタイミングで 「とりあえず行ってみる」 そうだ。 「えっ、でも、 少し遠くだと往復と見る時間で、 丸

        他の人からは、見えない仕事

          大型連休の前にオリエンをするな!

          ・・・と、今頃思っている方が 広告代理店勤務の方には、非常に多いと思います。 なにしろ、 クライアントと言うのは困ったもので 大型連休前にオリエンテーションをして、 連休後にプレゼンテーションを受けたいという会社が結構多いのです。 つまり 「俺が休んでいる間に仕事しとけ」 ということですね(笑)。 だから、 ゴールデンウィーク、 お盆、 年末年始休み、 も、 テレビで交通ラッシュみたいなニュースを横目に ノンストップで出社みたいなことは当たり前にあります。 こうい

          大型連休の前にオリエンをするな!

          最初に、ケツを決めてしまう

          これは、 最近、仕事をする上で、特に心がけていることの一つ。 ・クライアントに提案しようと思ったら、  まずアポを取ってしまい、それから企画書を用意する。 ・企画会議を開催する必要があったら  まず日時を設定し、それから企画を考える。 ・誰かに何かを頼まれたら  自分から「○月〇日まで」と言ってしまい、それからどうやるか考える。 みたいな・・・。 火事場の馬鹿力じゃないけど、 不思議なことに、 最初に「ケツを決めてしまう」と、 ・企画書はそれなりに間に合うものだし

          最初に、ケツを決めてしまう

          企画書はケータイで書け!

          きっかけは、 ある大物アーチストが、 歌詞を移動時間にケータイで書いている という記事を見かけたことから。 へぇ~と思って、 それから試してみるようになった。 (私の場合、詞ではなく、業務上のメモやアイデアですけど) すると、意外に便利なんですね、これが。 以来どんどん進化していって 今では、企画書の殆どを、 移動時間に、スマホの片手打ちで書くまでになった。 手順はこうです。 ①Gメールに、思いついた企画をテキスト箇条書きでどんどん書いていく。 まとまったら

          企画書はケータイで書け!

          企画書作成のコツ

          アイデアは出るのだが、 企画書がうまく作れない。 ロジカルな企画書ができない。 そんなことで苦しんでいる方も多いのではないでしょうか? 先日、ある人に実際にこんなご相談を受けて、 自分はどうしてるかな?と思って考えてみました。 私の場合、今でこそ営業ですが、 昔マーケティング部に3年ほど籍を置いていたことがあり、 そのとき実は、同じような悩みをさんざん味わいました。 特にスタッフ部門の方、 他人のために書く企画書は大変ですよね。 プレッシャーもかかります。 たぶん

          企画書作成のコツ

          赤面対人恐怖症でも、営業マンになれる【その3】

          ■営業マンにとって大事なこととは? 営業マンの目標は クライアントのキーマンに信頼され、頼りにされること、 だと思います。 そこまで到達すると 「こいつなら」ということで情報ももらえるし、 新しい仕事のことも相談されるようになるからです。 優秀な営業マンといえば とかく「喋りの上手さ」や「人当たり」みたいなことが 必要条件のように考えがちですが、 (私もそうでした。それで余計コンプレックスになる) 実はこれらは 目標に到達するための手段のうちの一つでしかありません。

          赤面対人恐怖症でも、営業マンになれる【その3】

          赤面対人恐怖症でも、営業マンになれる【その2】

          もしかしたら私が経験したのと同じような不安の中で、 営業という仕事をされている方もいるのかな?と思い、 この項を書いてみることにしました。 もし貴方がそうでしたら、 少しでもご参考になれば幸いです。 ■自分を売る手段は「喋り」や「人当たり」だけではない。 確か、山田風太郎のエッセイだったと思いますが、 阿佐田哲也の奇行ネタで、こんな話を読んだことがあります。 阿佐田がまだ編集者だったころ、 山田の原稿を 電車に乗らずに汗だくで走って取りにきた、 という話です。

          赤面対人恐怖症でも、営業マンになれる【その2】

          赤面対人恐怖症でも、営業マンになれる【その1】

          会社に入った当時の私は、 赤面対人恐怖症だった。 たとえばこんな感じ・・・ それが、 知人だろうと不特定多数の人だろうと、 人の視線を感じた(と自分で思った)瞬間に ドキドキが始まって、 顔が紅潮してくるのがわかる。 脂汗が出てくる。 そうなると、 自分でそれを意識して ワケがわからなってくる。 頭の中でめまぐるしく、 いろいろなことを考え始める。 しかし それを声に出すことができない。 頭の中が、パニック。 その場から一刻も早く逃げ出したくなる。 (そして場合

          赤面対人恐怖症でも、営業マンになれる【その1】

          頼まれごとは、すぐにその場でやった方が楽

          最近やっとそんな当たり前のことに気が付きました。 例えば会議のセット。 例えば伝票の処理みたいな雑務。 例えばアイデア出しや企画の相談。 ・・・何でもそうなんですね。 その場は、他に抱えていることもあるし 内心「めんどくせぇ」と思うんですが、 できることは、その場でやってしまった方が、 後が圧倒的に楽なんですね。 先延ばしにすると それがどんどん日常に負荷となって積み重なってきます。 自分の仕事にとりかかっていてもどこか頭の隅で常に気になっていたり、 肝心な時に「あ

          頼まれごとは、すぐにその場でやった方が楽

          「プロフィールシート」を作れ!

          と教えて下さったのは、 某大手広告代理店の元社長。 大昔、会社の中堅社員研修のときだった。 そのとき伺った話が面白かったので、ここに書きますね。 ★前提: 「プロフィールシート」とは「自分の市場価値」を客観化させるもの。 広告会社の営業は、言ってみればタレント業である。 どんな仕事を作ってきたか? 何をやってきたか? 何ができるか? クライアントはそれが知りたいし、それにお金を出す。 また、これがあると そのときの自分の「市場価値」を冷静に自分分析・評価すること

          「プロフィールシート」を作れ!

          相手に伝わってなければ「連絡した」とは言えない

          これは今の会社に入ったときに、 直属の部長に最初に言われた言葉。 その方が教えてくれたのはこういうことです。 営業は自分一人では仕事ができない。 クライアントから預かった案件を いかに多くの人の手と知恵を借りて 効率的に、効果を最大化していくか、 それをコントロールしていくのが仕事である。 だから、 営業の一番重要な仕事は「連絡」である。 クライアントへの連絡。 スタッフへの連絡。 協力会社への連絡。 上司への連絡。 連絡がきちんとできなければ、みんなが有機的に動

          相手に伝わってなければ「連絡した」とは言えない

          新規営業の基本は、GOYAKOD

          今、ある企画の新規セールスをやっている。 動き出して1カ月、 まだ決定が出てないが 実は私は、この結果に、そんなに悲観していない。 そのうち決まるだろうと思っている。 そもそも私は、 新規企画セールス成功のカギは「数」だと思っている。 要は、 どれだけ、たくさんの数を当たれるか、だ。 そう考えると、 今回のセールス活動では、 まだ全然、クライアントにぶつけた数が足りていない、 単純にそう思っている。 だから、悲観はしていない。 ■新規企画が決まる時 私の経験

          新規営業の基本は、GOYAKOD

          自分で負けを認めない限りは、負けではない。

          良いと思った企画が採用されなかった。 自分のクライアントが、他社に奪われた。落ちた。 自分が推進したことが、会社に損失を与えてしまった。 ・・・世の中、いろいろあります。 私の場合、 そんなときは、 この言葉を思い出します。 (元は阿佐田哲也のセリフかな?) 「自分で負けを認めない限りは、負けではない。」 何が起ころうと 表向きどうふるまおうとも 自分の中では絶対諦めない。 借りは返してやる、 と思い続ける。 今、 相手にされなくても、 ひどいことになっていて

          自分で負けを認めない限りは、負けではない。