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読書録*2024年3月

本が読めない本が読めない、といいながら、意外と読みました、3月。
でもいつもならちゃんと気にしてる発売日をすっぽかしたりしていて、やっぱりまだ本調子じゃないですね。

さて、読書メーターによるまとめはこちら。

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読んだ本の数:12
読んだページ数:3788
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10冊で終わるはずが、ブックマンションでお店番中に結構読めてしまったのです。


1. ヨシタケシンスケ著 『お仕事相談センター』(集英社、2024)

ヨシタケシンスケさんの新刊。
『あるかしら書店』のときもだけれど、「こういうのあったらおもしろいな」というのをとても丁寧に描く作家さんだなぁと思います。
なんかね、ゆるいんだけど、こちゃこちゃした機械とか、道具とかが散らばったところとか、そういうのが細かく見ていくと世界が広がる気がします。

2. 小野不由美著 『ゴースト・ハント2 人形の檻』(KADOKAWA、2020)

久しぶりにゴーストハントシリーズを。
しかも2巻からという変則。
これを読むと、小野不由美さんはほんとにホラー作家なんだなぁと思います。
むしろなんで十二国記書いたの?
と思うくらい。

3. 小野不由美著 『ゴースト・ハント3 乙女ノ祈リ』(KADOKAWA、2020)

学校怪談て独特のよさというか、あるあるがありますよね。
そのあるあるを全部取っ払っていくとこれになる、という感じ。
いつものメンバーがだんだん仲良くなっていっているのもいいなと思います。

4. 小野不由美著 『ゴースト・ハント4 死霊遊戯』(KADOKAWA、2020)

…… 確かに読んだはずなのに、これだけ内容が思い出せないんだが……?
えー、なんだっけ。
安原くんが出てくるやつだよね?
あ、じゃあコックリさんか。
思い出せてよかった。

5. 小野不由美著 『ゴースト・ハント5 鮮血の迷宮』(KADOKAWA、2021)

これ、一番恐いやつ。
麻衣がだんだんと霊視能力を開花させていくわけだけど、こんなん見たくないよなって思う。
ほんと無理。

6. 小野不由美著 『ゴースト・ハント6 海からくるもの』(KADOKAWA、2021)

ここにきて綾子が活躍するっていうね。
巫女さんて、わたしはリアルでは知らないし、フィクションだとセーラーマーズくらいしか知らんのよ。
だから巫女さんて神道系なのはわかるんだけど、それ以外ほんとわかりません。

7. 小野不由美著 『ゴースト・ハント7 扉を開けて』(KADOKAWA、2021)

最終巻で、ついにナルの秘密が!
という奴ですが、あれだな。
小野先生のホラーだな、というのを感じるというか、『過ぎる十七の春』みたいな、ホラーなんだけど爽やかな青春もの、みたいな空気を感じます。
この相対するものを混ぜられるの、ほんとにすごい。

8. 神坂一著 『アテッサの邂逅』(KADOKAWA、2018)

ゴーストハント読み終わったあと、しばらく何も読めずに結局スレイヤーズに戻りました。
第二部から読んでもいいんだけど、第三部を。
だって楽しいじゃん、アテッサ。
原作もアニメも大好きなので、どちらの良さもあるんだけど、原作で「正義の仲良し4人組+1」が見れると嬉しいですね。
さすがファンサで書かれただけのことはある。
でも戦術とかは格段に上がっていて……
という話はいずれ本棚本で。

9. 神坂一著 『遥かなる帰路』(KADOKAWA、2019)

で、第三部ですよ。
時は大転生時代。
猫も杓子も異世界に転生するのがお決まりのラノベ界隈で、はたして老舗のスレイヤーズがどうするのかと思ったら、「知らない世界(結界の外ほぼ異世界」に強制移動で世界の常識が割と違うぞ、という荒技を持ってきた。
神坂先生天才すぎる。
魔法に関する描写はアニメのTRYの感じを引き継いでますね。
敵意が竜族らしいところとか。
これもいずれ本棚本でちゃんと書きます。

10. 日向夏著 『薬屋のひとりごと15』(主婦の友社、2024)

うっかりしてたら発売日だった(3月29日)。
薬屋のアニメ第1クールは羅漢のあれでちょうど終わって、来年第2クールだそうですね。
楽しみです。
で、原作は後宮編、子の一族編、西都編、ときて、いまは華佗編の途中、という認識でいいのだろうか。
いよいよ後継者問題が大変な感じになってきたぞ!
そしてもう猫猫もある意味であきらめているというか、わりとどこまでも付き合うつもりですよね。
もうお互い気持ちを隠していないしな。
それにしてもやることが多いことで。

11. 平田はる香著 『山の上のパン屋に人が集まるわけ』(ライツ社、2023)

時間があったので。
この山の上のパン屋さんの本、出た時話題になっていたので気になってはいたのですが、購入するまでは至らず……
出たのもっと前な気がしていたら、去年でした。
まじで?
とりあえず読んでみてよかったです。
それにしてもあれよね。
なにかすごいこと(客観的に)をした人たちって、総じて「それが求められていたから」「できることをやっていたらそうなった」みたいにいうんですよね。
なぜだ。

12. オリヴァー・ジェファーズ著 『よにもふしぎな本をたべるおとこのこのはなし 』(ヴィレッジブックス、2007)

表紙が気になって読んじゃいました。
…… ドラえもんの暗記パンのほうが美味しそうだな。
わたしは本が好きでも食べたいとは思わないので、その点では至ってノーマルです。
あ、でも「本をイメージしたお菓子」とかは大好きなので、やっぱり本がすき。
絵も物語も一癖あってよかったです。

まとめ

なんだかんだとラノベ月間になりました(わたしの中でゴーストハントはラノベ)。
というか、やっぱ一人称の小説は読むの楽よな。
主人公視点にたっていればいいのだから。
ん、まあこの「視点」という話、掘り下げると結構掘り下げられるので、いずれ書こうと思います。
書こうと思ったら先日のライブで喋っちゃいましたー。
でも今度記事にまとめます。

さーて4月。
新しい本をそろそろ読みたいぞ!?
新しい作家、探しにいきますかー。

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