祈り

言葉はこんなにも暖かい

私がとても大好きだった小池一夫さんの訃報をニュースサイトで目にしたとき、ぽっかりと、胸の真ん中に穴があいたような状態になりました。
面識はありません。でも、いつも小池さんが発する言葉の端々にさりげなく置かれている愛の欠片に温めてられていました。
老いること、病のこと、愛情のこと、わかりやすい言葉を使い、本当にたくさんの言葉を残してくださいました。

「人生一回きり」ということを、忘れてないですか?他の人にとって良い人や都合の良いを演じるために一回きりの人生があるわけじゃない。もっと、自由に生きていいんだよ。自分のために。

そう。人生は一度きりです。もっともっと自由に、自分のために生きたい。
私は数年前にそう決めたことを思い出しました。

自分で立ち直れない時は、他人からパワーをもらうしかないよね。その、最低限の人間関係を築いておくことは、生きる上での自分の務め。絶対あるから、自力では無理なことが。人生では何度でも。セーフティーネットは自分で張っておくこと。そして、自分が誰かのセーフティーネットになってあげること。

大病をしたとき、セーフティネットになったのは、たった一人の友でした。出来る自分や明るい自分だけを見せてきた友人や知り合いは、それ以降お付き合いしていないのです。怖いよと涙してた私の傍で、一緒に空を見上げた友。大切なのはだめな自分も、グダグダな自分も愛してくれる人。頑張らなくて良い人でした。

「穏やかさを学ばなければいけない」「強くなることを学ばなければいけない」「何でもないことに傷つかないことを学ばなければいけない」。これらのことは、生まれつきの資質だけではどうにもならず、学ばなければいけないのです。大人になればなるほど、学ばなければ。今日も学びの一日を。

小さい頃の勉強ではなく、大人になってからの学びは、自分自身の土台をつくるとても大切なものです。

「心の器を大きくしよう」と思う。心の器が大きいと、なンだか幸せなんだよね。心の器が小さいと、直ぐに溢れ出してしまう、負の感情が。特に力むこともなく、さて、心の器を大きく持とうかなあとのんびりと構えるぐらいでいいんだよね。

負の感情に惑わされることなく、いつでも「心の器」を大きくしておきたい。つい最近嫌な事があったときに、このツィートを見て、私はずっと呟いていました。「心の器を大きくしよう」と。

「愛する人」と「寂しさを解消してくれる人」をすり替えていませんか?一人が嫌だからと無理に付き合っても、結局は上手くいきません。自分がすり減っていくばかりです。それだったら、ぼっちを選びます。一緒にいる人は、愛する人じゃないとね。

ひとりぼっちでいること。怖いときがあったけれど、最近はそうでもありません。共に愛を注ぎあえる人でないのであれば、私もひとりぼっちをえらびたいと思います。

誰かからのアドバイスが、「こういう選択肢もあるよ」という、行き詰った思考を広げてくれるものだったら聞く価値があるし、ああしろ、こうしろ、という思考を限定するものだったら、それは、自分の都合のよい人間になってほしいだけのアドバイスだから、聞く価値はない。アドバイスは見分けないとね。

私も人を指導する立場にあったりするけれど、いつも、誰かの選択肢をひろげてあげられるような人でありたいと思っています。
日本の教育は「選択肢を広げる」ではなく、逆に狭めているように思います。


実在する体の病気で体が弱るのは分かるよ。だけど、心という見えないもののせいで、体に実際の症状が出て弱ってしまうのは、よっぽどの事だと思う。心の強さは、自分にだってわからない。ましてや他人の心など。だからこそ、今日もお互い様の軽やかな気持ちで。おはようございます。

心細くても、腹が立っても、私が頑張れば、我慢すればと思っていたことがありました。本当は頑張ったり出来ないほど弱っちい奴だったと大病をして知りました。私は自分で自分を病気にしたんだなぁ。と。今は、それを知れた事が宝物です。

永遠にあるのは時間だけ。ただ、そこに、自分がいないだけ。

先生。本当に、時間は過ぎています。
私はお目にかかったこともない先生を思って涙が溢れてしまうこの不思議な状態に少し驚いています。
会ったことがある、なんていうことはそれほど大切なことじゃないのですね。言葉で人は慰められ、抱きしめられ、そして時には諭され、愛されるのだと改めて知りました。
本当にありがとうございました。
身体から離れた魂の存在で、軽やかに、ちょっと下界を振り返りながらいらっしゃる姿が目に浮かびます。
向こうでも、たくさんの言葉を紡いでください。
おやすみなさい。先生。ゆっくり休んでくださいね。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
またあした。同じ場所で。


サポートして頂きましたら、甘いものなど食べに行かせて頂きます✨😌✨