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【読書/Netgalley】無限の月/須藤古都離

今回はこちらを読みました。
いやー、世の中にはすごい小説が溢れてるもんですね!

あらすじ

中国のある町で起こった奇妙な出来事。真夜中、パソコンのディスプレイに「誰かたすけて」の文字が、いくつも表示された。しかも、1軒だけではない。次から次に、異変は連鎖する。何者かによるハッキングが原因かと思われたが、犯人はわからない。日本では、脳科学をテクノロジーに昇華させ「時代」を作ったやり手のIT経営者の妻が、階段からころげ落ち、大怪我を負った。相手の不倫が原因で別居をしていた夫と、妻は久しぶりに会う。そして、気づく。この人は、私が愛したあの人じゃない。別人だ……。メフィスト賞満場一致の受賞作『ゴリラ裁判の日』で注目を集めた著者がおくる待望の第2作。中国と日本を舞台に、予想を裏切る角度と速度で展開するノンストップエンターテインメント!

Amazonあらすじより

今回の本は、NetGalleyで読みました。

所感&これは一体何小説なんだろう?

始まりは舞台が中国で、その後日本に戻ってくるものの不思議な出来事があり、その雰囲気に三体のようだと思ったものの、そこからの二転三転して最後の伏線回収、そして結末がもう!!!
読者を飽きさせないストーリー展開がそれはもうすごかったです!
最後はもう、え?え?えー!って思わず独り言を言ってしまいました(笑)

恋愛小説でもあり、SF小説でもあり、ミステリーも絡み、でも一つの結末に向け色んな伏線が回収されていく様は天晴としか言いようがない。すごい色々詰め込まれてるのになー。なぜこれがまとまるんだろう(笑)

登場人物が多すぎないのもいいんでしょうね。頭がパンクせずにずっと紙面を追っていられる。中国の話もあるので、名前がとっつきにくかったりするのですが、それも特に混乱する事なく読み終えました。

須藤古都離さんの一作目、ゴリラ裁判も気にはなってたんですが、まだ単行本だし…と手を出せてなかったんですよね。でも俄然気になり出しました。だって設定は絶対面白いですもん。

新しい作家さんに出会うたびに、こんな面白い小説を書く人が世の中にたくさん溢れているとは!と感動します。今後も追いかけていきたい作家さんになりました。

みなさーん!
とても面白かったので、ぜひ手に取ってみてください(^^)

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