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読書感想文『小公女』フランシス・ホジソン・バーネット

※ネタバレ注意



あらすじ

父の元を離れてひとり寄宿学校に通う事になったセーラ。
聡明な彼女は学校でも人気者だ。
しかし校長のミスミントンはセーラの事を好んでいなかった。
それでも、セーラの父は裕福で彼女の事も受け入れていた。
そんなセーラに悲劇が訪れる、大好きだった父が死んだのだ。
しかし悲劇はそれだけに留まらない。
父の財産はすべて失われてしまい、セーラには何も残っていないのだ。
元々、ミスミントンはセーラの事が嫌いだったこともあり、召使としてこき使われることになる。
そんな中でもセーラは気品をもってプリンセルのように振る舞う。
苦しい中でも健気に生きるセーラに突如として父の友人が現れすべてが報われる。

気高き生き方

人間は立場によって生き方を変える。
しかし、セーラはそうではなかった。
裕福な時に貧しき者には慈愛ををもって接して分け隔てなく暮らしていたかのように、貧しくなっても自分よりも苦しい人には施しを与えた。
強く生きるのは難しいが、彼女の様に生きていきたいと思う。

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