バーネット

金井美恵子『噂の娘』『「スタア誕生」』(講談社)

北条裕子『美しい顔』を読むために、昨年の「群像」を借りてきた時に、書評欄を見て気になった、金井美恵子「『スタア誕生』」、それより前に発表されていた『噂の娘』とつながっているというので、まず『噂の娘』を読んでから、「『スタア誕生』」を読むが、金井美恵子を読むには本当に体力がいる。修辞に修辞を重ねた長い文章を、どこが主語でどこが述語か、見落とさないように注意深く読んでいないと自分が何を読んでいるかわか

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人が大きく変わってゆく姿をこんなにもそばで見ることができる/秘密の花園

最初の庭園もの(?)が『トムは真夜中の庭で』だったからか、今日読んだ『秘密の花園』(バーネット:西村書店)も、てっきり魔法がかった物語なんだとばかり思っていました。

この物語では特に終盤、「魔法」という言葉が連呼されるけど、魔法だなんていう、ある種、他人任せなものではなく、自分で気持ちを強くもって努力をすれば、これだけ変わることができるのだと教えてくれる成長の軌跡の物語でした。

【あらすじ】

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