短歌連首 「マッチング・トーキョー」
オレンジの光に誘われ走り出す
トーキョー・恋セヨ・電波塔ナリ
シモキタが知らないうちに整備され
吾の知らない街に変わった
ビルの間に東京タワーは身を隠し
僕らのキスを見ないふりした
書を捨てよ?勿体無いよメルカリで
売れば街まで行く金になる
マッチして尻尾を振ったら腰も振る
東京アニマルプラネットなう
たぶん風吹くとき僕らそこにいて
気付いたくせに気づかないふり
街灯が照らす無機質モノクローム
ガードレールに誰かの花束(ブーケ)
群衆の中に佇み仰ぎ見る
狂おしい青、叫びたくなる
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