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最終出社、退職。本当にお世話になりました。

2023年9月

大変、大変お世話になった三菱UFJリサーチ&コンサルティングを退職しました。

本当に良い会社で、だからこそ、ここまで後ろ髪引かれて寂しい気持ちでいっぱいですが、
優秀で人格的な皆様を見て、社会人としてのお仕事をご一緒できたことは私の財産です。

私も力をつけてもおごらない、皆様のような人になりたいと心から思いました。

挑戦を応援して下さる皆様の期待と優しさを胸に、イタリアでも頑張ります。

最後に、イタリアでの挑戦の決意を伝えた時に、グローバルコンサルティング部長、プリンシパルの言葉を綴っておきます。


人生、歳を重ねていくと、だんだん選択肢が狭くなる。良い意味でもあるよ。自分がやってきたことが道を作るから。今はまだ色んなことが出来るのだから、すごく心もとないけど、自分の好きなこと、得意なことで勝負をしたいというのは良いと思う。でも、自分で決めること。自分で決めたことは後悔しないから。

自分は院卒で就職1年目に結婚してすぐに子供を作ってしまったので、有無を言わさず働くしかないとその時覚悟を決めて、ここまで来たタイプの人なので、自分のやりたいことに真っ直ぐに向き合ってその道を探すのはちょっと眩しいよ。

人生はどうせ思った通りにならないのだから、自由に自分が後悔しない道を行けば良い。自分で決めたことはどんなに辛いことがあっても後悔しないから。

どうにかなると思いますよ。中小路さんは、自分の得意なことにピタッとハマるとものすごい力を発揮できるタイプだけど、大学院で結果を出せたのはそれを証明してると思うけど、そうでないと途端に戦闘力が並になるから、それが弱みだよね。でもその突破力が強みでもあると思うから、失ってほしくない。

うちの会社で頑張ったらもちろんね、そこそこの成果は出ると思うけど、3年後にどうなっているのかを考えるとピンと来ないのかもね。もっと大きなフィールドで、細かいルールに縛られないところ力いっぱいやってみるのが良いのかもしれないね。

あとは、周りへの配慮を忘れずに。やりたいことがあって、思ったことをパッとやろうとするのは良いことで、それが中小路さんの良いところなのだけど、あんまりに周りを振り回してると「中小路」応援団がいなくなってしまうからね。周りへの配慮。

色々言っているけれど、草葉の影から応援していますよ。
僕が生きているうちに、とは言わないけれど、いつか名を馳せてくれたら僕も嬉しいです。


入社したての時に前職とのカラーの差や、優秀でスマートな皆様と自分のキャラの違いに戸惑いつつ、しっかりとした会社としてのやり方を覚えながら、一生懸命スライドを作ったこと

(作ったスライドはカラフルすぎて、お世話係やってくれていた先輩に、スライドがイタリアと言われたりしていました)

入社2か月後にはコロナが起こり、仕事の仕方は変わりつつも、調査など少しずつ本格的にPJに関わらせて頂くようになると、仕事が遅すぎて叱られて何度も涙を流したこと

(そんな中でもPJ外の100本ノックは色んな話をしながら訓練させて頂き、癒しの時間であり、今につながる学びを得られた時間でした)

日本酒の海外ブランディング展開のPJでは、力いっぱい頑張ってコンサルとして伴奏して企画が形になっていくことにやりがいを感じたこと。そしてその裏で予算や細部で上司に沢山の穴埋めをしてもらったことを知り、自分の弱さと、仲間の優しさに涙したこと

(当時MURCは出張全面禁止で、クライアントさんから「中小路さんの出張派遣のお願い」という押印済みの書が会社に来て、それでもお上から出張許可がおりず、「雨が降ったら傘をさすのがコンサルタントです」と言いかけて、副社長と喧々諤々してしまったこともありました。結局、特別に認めてもらい三菱UFJの全社で唯一の例外出張者になりました)

※実はこの仕事は、私がこれからやりたいと思っている1つの日本文化の海外展開に繋がっていたり、お酒の関係者とご縁を頂いたり、後に繋がっています。

食品最大手のPJでは、終わりの見えない調査量と、報告会が迫る上で仕上げなければならないプレッシャーで、内部MTGが恐怖になりながら、最後には納得のいく報告書が出来たことにほんの少し自信を得たこと

(あまりにも作業が遅く、最後プリンシパルの神の手が作ったスライドが5枚ほどありました)

他にも色んなプロジェクトをやらせて頂き、そのほとんどで、自分の微々たる貢献度に自分自身が一番不甲斐ない思いをする事ばかりで、そういう意味でMURCでは挫折を知りましたが、でも、こうして振り返ると、1つ1つのPJで皆様とご一緒できたことが、今の私を作っています。

優秀で人格的な皆様を見て、社会人としてのお仕事をご一緒できたことは私の財産です。私も力をつけてもおごらない、皆様のような人になりたいと心から思います。

最後、人事部長に「お互い頑張りましょう」と言ったら(笑)、「また一緒にお仕事しましょうね、一皮剥けたら」と言われ(笑)、私はこれからもMURCの皆様のご活躍を願っておりますし、世界は狭いのでいつかどこかでまたお会いできることを楽しみにしています。

グローバルコンサルティング部のリーダー皆様のお言葉

「寂しいですが、イタリアで博士号はなかなかことではないですし、中小路さんが一番やりたいことに向かっていくことを応援しています。中小路さんがこれからどこに向かっていくのか楽しみにしているので、是非コミュニケーション続けたいです」

「イタリアでのご活躍を嬉しく聞いておりました。挑戦を継続するという決断、微力ながら応援させて下さい」

「イタリアでのご活躍、また楽しそうな道に進まれるとのこと、応援しています!」

「中小路さんはグロコンに新しい風を持って来てくれたと思っています。イタリアの前も帰って来た時も、動き方考え方、勝手に勉強させて頂いております(行動変容には至っていませんが笑)。引き続き良い刺激を下さったら嬉しいです!」

皆様の応援を胸に、ここで学んだことを胸に、前に進みます!

本当にどうもありがとうございました。

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