ナイチンゲール(2018)
159-#ナイチンゲール(2018)
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第75回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞と
マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)に輝いたスリラー。
監督は女性で、ラース・フォン・トリアーの弟子、
#ジェニファーケント
「2020年代に注目すべき監督20人」に、
#アリアスター や#ビーガン らとともに選ばれてます。
(別作#ババドッグ も観てみたい。。)
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たまには苦手な洋風クラシックなものでも…
と事前知識ゼロで手を伸ばしたんで、
看護師の話かなーとか思ってたんですが。。
観始めてみると…
胸くそ展開すぎる!!
人を犯しては殺しを繰り返す…
そんなクソみたいなヒールが出てきます(笑)
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大分ダイレクトな描写が多いですが、
過去の人種差別の常識に直面して、そのエグさを思い知らされる。。
あまり歴史には詳しくないですが、
ブラックウォーとかちょっと調べてしまいましたよ。。
オーストラリアがまだイギリスの植民地だった時代に
アボリジニと流刑地の話で、
女もアボリジニを下にみてたのが、段々と変わっていくのも見どころ。
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ラストのメッセージは主演の成長、
そしてこの時代だからこそグッとくるものがある。
監督自身も「現代の物語」と語るように
現代にもまだ通ずる部分があり、
賛否両論分かれそうなストーリーではありながらも、
非常に心に刺さる作品を発掘した気がします。
救いようないところから這い上がるスカッと映画が観たい方、
階級世界に揉まれながらも人間性の成長が見られるドラマが観たい方、
是非ぜひオススメの作品なので、見てみてください!
#シネクス発掘度7 /10
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