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書いて生きていく人のための文章講座

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反響の大きかった「文章を書くこと」にまつわるnoteを集めました。買い切りなので、毎月の課金はありません。ライターとして独立したい方、Webでも書いて行きたい方向け。書き方だけじ… もっと読む
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#内側を言葉にしていくための文章講座 | 第1回

まずは話の道筋・結論を考えて、文章全体の骨組みを作ってから、そこに肉付けしていく……。 というのが、一般的な文章の書き方かもしれません。そうすると文章は全体的にしっかりまとまってくれるし、効率も良い。けれどもそうしたやり方だと、自分の文章が自分の想像の範囲内で小さくお利口に収まってしまうやないか、とも思ってます。 「いや、自分の文章なのだから、自分の想像の範囲内のことを書くんじゃないか?」と思われるかもしれないけれど、考えを文字にしていくという行為は、普段は外に出さない内

「情景が浮かぶような文章」を書くには? | エッセイストの文章講座 第2回

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「文章では断定表現を使いましょう」と私はちっとも思わない、今のところは。

"文章を書くときには、断定表現を使いましょう。「〜だと思います」を多用した文章では、伝えたいことが曖昧になってしまいます。" ……みたいなことを、小学校か高校か、教育課程のどこだったかは忘れたけど、確かに教えられた気がする。 そういう教えが前提にあるからだと思うのだけど、文章にまつわるお悩みを募集していた際に、「断定表現を使うとキツく伝わってしまわないか心配」という声がよく出てくる。いやこれ、本当によく聞く悩みなのだ。 そして私もいっとき、そうしたことに悩んでいた。け

本をはじめて出した私の反省点

「文藝春秋の山本と申します」 というタイトルのメールを受信した。2020年7月21日、アメリカ東部は夜の24時。その一文を見て「私、やらかしたか?」と我が身を省みたけれど、べつに心当たりはない。いや、人生にやましいことなんて山程あるが、私程度の人間のやましいことなんて、世の中的にはクソほどどうでもいい。 じゃあ、知り合いがなんかやらかしたのか? という下衆な好奇心に包まれてメールを開いてみたところ、そこにはただただ、私の記事への丁寧な感想が綴られていた。加えて最後に、「塩

オフィスでは集中して文章が書けない。超集中空間を作るには

僕が書いているそばで座っていたいと、きみは言ったことがある。けれど聴いてくれ、そうすると僕はなにも書けなくなってしまうんだ。なぜなら、書くというのは、自分をなにもかもさらけだすことだから。そうした極限の状態に身を任せているその場に他人が入ってきたら、正常な人間ならば誰だって身がすくんでしまうはずだ…… だからこそ、書くときにはいくら孤独でも孤独すぎることはないし、いくら静かでも静かすぎることもないし、夜の闇がいくら深くても深すぎることはない 。 ──フランツ・カフカの言葉

CSO(チーフ・ストーリーテラー)という役割

2006年、佐藤可士和さんがユニクロの根幹に関わってイメージを刷新させ、「アートディレクター」という仕事が確立されました。 2017年頃から、noteを爆進させる深津貴之さんのような「CXO」という仕事が注目を集めています。 こうして「クリエイターが経営者と共に歩む」という事例は沢山生まれている……のですが、企業のストーリーをしっかり組み立てていくような役割は、案外まだまだ弱いのかも。いや、その役割は今も確かに存在しているのですが、「高度な専門職」として、認識されにくいの

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インタビュイーの心構え(加筆あり)

インタビュイー(interviewee)とはつまり、取材を受ける側のこと。 私は取材をすることもあるし、受けることもあるのですが…… インタビュアーとして取材を終えた後に「もっとこういう話を聞いておけばよかった……」という後悔もあるし、インタビュイーとして「ア〜〜これを話しておくべきだった……」という後悔もあります。両方めっちゃあります。 そりゃもう、限られた1,2時間で、赤の他人が、腹を割って話すのは難しいものです。だからといって口下手なままだと、初対面の他人らしい、

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「どうやってインプットしてますか?」

「10〜17歳の日本人女性のうち、93%が自分の容姿に自信がない」 「日本人女性は世界で1番、自信がない」 なかなかショッキングなニュースが流れてきた。いや、ショックを与えるための広告……と言ったほうが適切かもしれない。 https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/dove-body-image-2017 より 二位の中国が65%なので、世界14ヶ国のうち、飛び抜けて高い数値だ。 もちろんこれは化粧品メーカーのダヴの調査ではあるので

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記事広告の作り方。

先日、勢い余ってこんなツイートをしてしまい…… ということで。記事広告、やめます! (前にも「減らします」宣言はしていたのですが、減らしつつもやっぱり1〜2ヶ月に1本は書いていたので……。) 記事広告というきっかけ、好きなんですけどね。南三陸とご縁が出来たのも記事広告がきっかけだったし、ブロックチェーンに詳しくなったりもしましたし……。 しかし、「記事広告で収入を得ています」というと、「あなたの発言はクライアントありきだ」「フラットではない」と受け取られてしまうことが

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ネットの批判とどう向き合うか

こんにちは。塩谷です。SNSは動脈です。

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記事の書き方、基本編。「花・幹・根」で大切なのは?

こんにちは、塩谷舞(@ciotan)です。 ここ数年、「Webで伝わる記事の書き方」のような講座を持たせていただく機会が本当に多かったのですが…… 「ライターになりたい!」という方の記事を添削しながら「ううううぅ〜〜ん……?」と頭を抱えてしまうことも多かったんです。でも、そういう記事でも、書き出しや、パッと見た感じはすごく良さげなんですよね。言葉選びは美しいし、漢字とひらがなのバランスも適切だし……。 でも3行、4行と読んでいくと、すぐに置いてきぼりにされるというか、読

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「フリーランスになれるか不安」だった私が、会社員の頃からこっそり準備しておいたこと

こんにちは!塩谷舞(@ciotan)です。

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