マガジンのカバー画像

書いて生きていく人のための文章講座

12
反響の大きかった「文章を書くこと」にまつわるnoteを集めました。買い切りなので、毎月の課金はありません。ライターとして独立したい方、Webでも書いて行きたい方向け。書き方だけじ… もっと読む
反響の大きかった「文章を書くこと」にまつわるnoteを集めました。買い切りなので、毎月の課金はあり… もっと詳しく
¥790
運営しているクリエイター

#文章

#内側を言葉にしていくための文章講座 | 第1回

まずは話の道筋・結論を考えて、文章全体の骨組みを作ってから、そこに肉付けしていく……。 というのが、一般的な文章の書き方かもしれません。そうすると文章は全体的にしっかりまとまってくれるし、効率も良い。けれどもそうしたやり方だと、自分の文章が自分の想像の範囲内で小さくお利口に収まってしまうやないか、とも思ってます。 「いや、自分の文章なのだから、自分の想像の範囲内のことを書くんじゃないか?」と思われるかもしれないけれど、考えを文字にしていくという行為は、普段は外に出さない内

「情景が浮かぶような文章」を書くには? | エッセイストの文章講座 第2回

この記事はメンバーシップに加入すると読めます

「文章では断定表現を使いましょう」と私はちっとも思わない、今のところは。

"文章を書くときには、断定表現を使いましょう。「〜だと思います」を多用した文章では、伝えたいことが曖昧になってしまいます。" ……みたいなことを、小学校か高校か、教育課程のどこだったかは忘れたけど、確かに教えられた気がする。 そういう教えが前提にあるからだと思うのだけど、文章にまつわるお悩みを募集していた際に、「断定表現を使うとキツく伝わってしまわないか心配」という声がよく出てくる。いやこれ、本当によく聞く悩みなのだ。 そして私もいっとき、そうしたことに悩んでいた。け

オフィスでは集中して文章が書けない。超集中空間を作るには

僕が書いているそばで座っていたいと、きみは言ったことがある。けれど聴いてくれ、そうすると僕はなにも書けなくなってしまうんだ。なぜなら、書くというのは、自分をなにもかもさらけだすことだから。そうした極限の状態に身を任せているその場に他人が入ってきたら、正常な人間ならば誰だって身がすくんでしまうはずだ…… だからこそ、書くときにはいくら孤独でも孤独すぎることはないし、いくら静かでも静かすぎることもないし、夜の闇がいくら深くても深すぎることはない 。 ──フランツ・カフカの言葉

記事の書き方、基本編。「花・幹・根」で大切なのは?

こんにちは、塩谷舞(@ciotan)です。 ここ数年、「Webで伝わる記事の書き方」のような講座を持たせていただく機会が本当に多かったのですが…… 「ライターになりたい!」という方の記事を添削しながら「ううううぅ〜〜ん……?」と頭を抱えてしまうことも多かったんです。でも、そういう記事でも、書き出しや、パッと見た感じはすごく良さげなんですよね。言葉選びは美しいし、漢字とひらがなのバランスも適切だし……。 でも3行、4行と読んでいくと、すぐに置いてきぼりにされるというか、読

有料
100