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ゲームを作りたい人が読むと今後後悔しないかもしれないゲーム開発入門メモ

テトラさんです。
Unityで美少女2DアクションRPGを作ってる人間(?)です。パトロンになってください(懇願)


今回はちょっと初心に帰った記事になります。

私がゲーム開発を始めたのは2年制の専門卒業後の社会人なりたての頃。
割と波乱万丈しつつゲーム開発を始め、なんやかんやありつつ1年半ほど経ちました。
1年半ずっと同じゲームを作ってるんですが、これまではシステムをずっと作ってて、現段階では基礎的なアクションが6割、全体の工程では5%くらい完了したかな〜といった感じですかね。ちょっとたのしくなってきたところです。

さて、唐突に疑問を投げかけるのですが、進捗が1年半で5%くらいってどうですか?
早い?それとも遅い?

答えは皆さんが思ってるゲームの尺度によって違うと思います。
あなたがカジュアルゲームで生きてきたのであれば、ありえんほど長いと感じたでしょうし、いろんな要素がめちゃくちゃ作り込まれたゲームとかで生きてきた人であればそんなもんかーとか思うかもしれません。

私は1つのソフトを時間をかけてじっくり遊ぶタイプ、特に要素の多いゲームを好んできたので、作りたいゲームもガチガチに作り込んだ超濃厚なゲームになりがち(?)です。
それ以前に「ゲーム」と聞くと「5000円くらい出して買って骨の髄までしゃぶりつくすように遊ぶもの」みたいな印象を持っていたので、正直なところインディーゲームというものも、作り始めるまであまり知らなかったんですよね。

とはいえどんなジャンルであれ、ゲームを作るのってめっちゃ難しいんですよね。最初は特にそう。なので今回はこれからゲームを作り始めるあなたがちょっとでも早く「ゲーム開発ができる」ようになるコツとか、おすすめの資料かなんかを挙げてこうと思います。しくじり先生になったつもりで、ああしとけばよかったなーという成分多めでお届けします。


開発環境を知ろう

どういうこと?と思うかもしれませんが、私の場合、「ゲームの作り方を知らなかった」こと自体が最も時間を無駄にしたといっても過言ではありません。
ゲームを作りたいと思い始めた中学生時代はゲームの作り方がわからなかったので「プログラミングを学べば何かわかるのでは…?」と独学でC言語を学びましたがゲームの作り方はよくわからなかったので「もっとプログラムのことがわかればゲームの作り方がわかってくるんだろう」とプログラミングを学べる工業高校にいきました。しかし、ガチのSE養成学校といった感じで、かつ学科の掟でフリー素材やIDEなんかは許されなかったので「ゲームはコマンドラインとDirectXで作るものだ」という固定観念を得てしまい、そんな時間を過ごしてるうちに「ゲームを作りたい」といった感情はフェードアウトしていました。当時全然Unityあったのに。ざーんねん。

Unityというのは、ゲームエンジンです。要するにゲームを作る環境のことです。UnityじゃなくてもUnrealEngineとか、GameMakerとかGodotとかいろいろあってそれぞれ得意なこととか違うので、いろいろ知っておきましょう。私はゲームエンジンの便利さを知るのに6年かかりました。今じゃ当たり前かもしれませんが、初めて知る人もいるはずなので。身内にもいました。


ゲームデザインを知ろう

これも前提知識としてかなり大事な要素です。
面白いゲームがなんなのかを知らずに作ったゲームが面白いゲームになる確率はかなり低いんじゃないかと思ってます。私は直感的な楽しさこそゲームの面白さだと思ってゲームを作ってきましたが、1年ほど作って「正直面白くないな」という現象に遭遇しました。
そこでゲームデザインを学び、自分のゲームを面白くするためにいろいろと考え直しました。以下の動画がとても参考になったので、ご参考までに。


ゲーム開発の流れを知ろう

私は「自分の世界観をゲームで爆発させたい!!!!!!!」ってゲームを作り始めたので、最初に主人公の立ち絵を描き、ドットもめっちゃ描きましたし、ゲームエンジンを入れてはじめてやったのは「ステージに自分で描いたキャラを置いて走らせたり、ジャンプさせたりする」ことでした。

「楽しそう!」って思ったあなた、ちょっとまってほしい。確かに楽しそうだけど、多分それ無駄になります。
実際ゲームを作ってると、仕様変更が往々にしてあるんですよね。そこで素材がボツになるなんてこと珍しくありません。実際、私が最初に作った素材はほぼ使わなくなりました。要するに、無駄な作業だったわけです。だいたい2ヶ月は損しましたね。
そうならないために、仮素材というものを知っておきましょう。

Q,仮素材ってなーに?
A,豆腐。

豆腐というのはゲームエンジンで1秒くらいで作れる箱のことです。箱が動作してからグラフィックを作ることで、ボツのリスクだったり、外注する場合なんかの効率が上がります。
豆腐で作るだけでめちゃくちゃ開発スピードが上がりました。なので豆腐を知っておきましょう。
この動画がわかりやすくておすすめです。これだけでゲームが遊べるようになります。革命でしたね。


書類を作ろう

ゲーム作りがわかってくると、あまりの楽しさにあれもこれもやりたくなって無限に作ってしまいます。なのでそんなことにならないように、企画書とかスケジュールを作って、やることを決めておきましょう。

企画書
企画書というのはゲームのアイデアをまとめた資料で、アイデアの共有に使ったり、そのゲームを作るかの判断材料になったりします。

企画書というと就活だったりチームだったりと出てくることが多いですが、個人でも作って損はないです。個人なら凝る必要がなくて楽ですが、人が見てわかるように作ることって本当に大事で、アイデアを客観視できたり、振り返ったりしやすいの、力を入れて作って損はないと思います。

スケジュール
建て方は人によって違うと思いますが、個人的にスケジュールというのは、何をいつまでにどんな状態で仕上げるか、をまとめたものだと思っています。チーム開発ではとても重要ですよね。私は個人開発ですが、ゲームの要素を分解して、工程を可視化してから作業するようにしています。なぜか。進捗が桁違いだからです。1週間スケジュールを立てずにひたすら作業するのと、1日でスケジュール立てて6日作業するのでは3倍くらい差が出るんじゃないかと思うほどスケジュールの力は偉大。
スケジューリングにおすすめなソフトはズバリNotion。導入してる企業めっちゃ多いので将来的に使う確率がめっちゃ高いし、何より最強で、個人は無料。

具体的にどう管理するのかは、ゲーム開発の流れのところに載せた動画に詳しく書いてあります。本当におすすめ。

おわり

私がこれまで行ってきた開発の中で「もっと早く知りたかった〜」とか、なんかそんな感じのものをまとめてみました。日曜18時台から書き始めたのでちょっと何言ってるかわからないところもあったかもしれないですが、参考になったならうれしい限りです。今日は毎週投稿継続45周目でした。スキとかフォローとかしたり、X (Twitter)をフォローしたりしてくれるともっとうれしいのでしてください。それではまた来週。


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