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自らのソーシャルワーク実践を例えると?

私の答えは

「36.89度の無色透明の液体の水」

井手口誠

です。

まず、36.89度というのは、ヒトの平均体温です。

人の温かさが伝わるソーシャルワークの実践でありたいと思うのを表現してみました。変に熱すぎず、でも、冷静であったとしても冷たすぎず…。とはいえ、熱すぎるクライエントには涼しい風でもありたいし、寒がっているクライエントには温かい風でもありたい…ICF(国際生活機能分類)によると、専門職自身が環境因子でもあるということをイメージしながら実践していきたいと思いを表現しています。

無色透明というのは、自らの偏見を持たないという意味もありますし、特定の組織や個人からの影響からを受けずに中立の立場を保つという意味でもあります。一方、液体の水は光を浴びれば、虹色に輝くこともできます。それは、クライエントとの対話を通して、共感することで、クライエントの様々な心理状態に寄り添うことができる存在でありたいと思いを表現してみました。

水(液体)というのは、固体と気体の中間の存在であることと形自由に変えることができるとともに、触感がある存在という意味でもあります。もちろん、ケースにおいては固体のように揺るがない存在としての安心感を提供することも必要ですし、気体(水蒸気)のように目に見えない存在として、黒子のような存在である時が必要なときもあります。このように、クライエントに合わせて、自由に形や状態を変えていけることができるソーシャルワーカーとして動いていける必要があると思っています。

また、最後に忘れていけないのは、自らの元のカタチに戻るための「専門職としての倫理と価値」の理解と自己覚知と自己研鑽は続けていきたいと思います。

※今回の気づき(再認識)は、日本ソーシャルワークリーグのセッション(講習会)に参加しての気づきでした。ありがとうございました。











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