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1分で分かる~塩害~

今回は塩害についてです。
橋梁補修工事などで良く出てきますので覚えておきましょう。

結論

☞コンクリート内の鉄筋は、非常に高いアルカリ性の不導体被膜という保護膜で覆われるため錆びることはありません。
☞しかし塩化物イオンが一定量を超えてコンクリート中に存在するとこの被膜が破壊されて腐食、錆びが始まります。
☞鉄筋が腐食すると腐食箇所の体積が2.5倍程度に膨張するため,その膨張圧によってコンクリートにひび割れが発生します。
☞コンクリートの塩化物含有量は、塩化物イオン(Cl⁻)量として、0.30kg/m3以下となっています。

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考察

☞コンクリート内の鉄筋はセメントの水和物によって多量の水酸化カルシウムが供給されるため非常に高いアルカリ性の状態に保たれます。これにより鉄筋が不導体被膜という保護膜で覆われるため錆びることはありません。
☞しかし塩化物イオンが一定量を超えてコンクリート中に存在すると、この被膜が破壊されてしまいます。そしてコンクリート表面から浸透した酸素や水分がそこに触れることで腐食、錆びが始まります。
☞鉄筋が腐食すると腐食箇所の体積が2.5倍程度に膨張するため,その膨張圧によってコンクリートにひび割れが発生します。

みなさんは、どう覚えていますか?

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