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振り返りのひと工夫、KPTTでありがとう(Thanks)を伝えて強くなる

みなさん振り返りしてますか。

振り返りの手法として有名なものにKPT ( Keep / Problem / Try )があります。

そして、私が取り入れている振り返り方法はKPTTです。

KPTT ( Keep / Problem / Try / Thanks )

最後のTは、ThanksのTです。

KPTTのやり方

KPTの最後にThanks(ありがとう)を伝えるだけです。

Thanks(ありがとう)は、一緒に仕事をしているメンバーに対してでもチームに対してでもOKです。

Thanks(ありがとう)を入れる効果

・褒めてもらうことでモチベーションが上がる
・改善点ばかり言われてもやる気が出ないことが素直に聞ける
・普段なかなか機会のない気持ちの部分を言えたり聞けたりする
・チーム全体での肯定性が高まる
・気持ちと事実を分けて言える
・不足していることに目が行きがちでよかったことが埋もれたり見えなくなっているときに視点を変える

などがあげられます。最初は少し恥ずかしかったりすることもあるかもしれませんが、ポジティブな言葉がもたらす効果は大きいものです。形式的でビジネスライクになりがちな振り返りの雰囲気が変わることもあります。

ありがとうを言い合えるチームは強くなります。

あらためてKPTT

振り返りをするときに補足説明で良いところを見つけるという意味でKeepにGoodを足したり、問題点を指摘するのではなく改善を促すという意味で、ProblemにImprovementを足したりするのも振り返りの声が出しやすくなります。まとめると以下のようなイメージです。

Keep: 続けたいこと、よかったこと
Problem: 改善したいこと、変えたいこと
Try: トライすること、新しく始めたいこと、Next actions
Thanks: ありがとう、感謝、敬意

振り返りでは起きた事柄にフォーカスが当たることが多いですがThanksは気持ちの部分にもフォーカスを当てることができます。Thanksを伝えることでチームの肯定性が上げていきましょう。

さいごに

最近は私が直接携わっていないプロジェクトやお客様の中での振り返りでもKPTTが取り入れられていることを聞いて嬉しく思っています。
ありがとうございます。


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