初めましての色を着て 「ミネラルバイオレット」〜ひと色展に寄せて〜
ひとめぼれしたドレスは、紫色
ピンクでもパステルブルーでもない
お母さんは「本当にそれでいいの?」って
しつこく聞いてきたけど
胸元は薄いピンクと赤が光って
ドレープの重なったスカートは
ワインみたいな濃さに向かって
柔らかく揺れて
何だかお姉さんになったみたい
こんなにワクワクする色に
初めまして
「急に大人びて」
なんて茶化さないで
もう、お母さんったら
見ててよ
私は新しい色を着て
大好きなモーツァルトを弾くから
やっぱりちょっぴり緊張はするけど
きっと光る音符がホールを飛び跳ねてくれる
そんな気がするんだ
どうしても、もう一色書きたくて、詩になりましたが滑り込み。
本当は全色書きたい!くらいです。
よろしくお願いします。
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