サロン経営 Vol.3
美容師として必ずやること10
1 ゲストの髪質をほめる
美容師さんはカウンセリングで、「クセ毛ですねー」「傷んでますねー」「髪多いですねー」
ということも多いと思いますが、お客様は自分の事ですから、よくわかっています。
「強いクセ毛ですねー。お手入れ大変でしょう」などと、欠点と思わせるような言い回しは失礼です!「髪質を活かしたヘアスタイルにしましょうね」とプラス志向に提案をする美容師さんが支持されると思います。また、すこしでも髪の傷みが改善されたお客様には、努力をほめ、喜びを共有することが、さらにお客様の綺麗を引き出すことにつながるのです。
2 ゲストの方の名前を必ずいれて会話する
サロン内には、たくさんのお客様がいらっしゃいます。一人一人の大切なお客様を名前でお呼びすることは礼儀です。一生を担当するという意味でも名前を覚えることは、美容師として当たり前だと思います。名前を覚えていない友達なんて友達ではないのと同じです。
3 はじめに、前回のヘアスタイルの感想を聞く
これは、前回担当させていただいた美容師としての責任です。医者のようにカルテを手に「前回のスタイルはいかがでしたか?」とカウンセリングを始めることが、お客様に安心感を与えます。「覚えていてくれた」ということは、お客様にとって、とてもうれしい感情です。前回の感想を聞くことはお客様に信頼される上でも大切です。
4 目を見てちゃんと話す
お客様の目をみて話すことで、「ちゃんと私の話を聞いてくれている」という演出になります。個々のパートナーでいてほしいという気持ちがお客様の中にはあります。
会話だけでなく、挨拶やご案内をする際にもまず視線を合わせることが、ていねいなおもてなしをする基本です。
5 どんな時も笑顔で接客する
(仕事する)
サロンがとても混雑している時に、お客様に「流れ作業」と感じさせた時点で失客してしまうと思います。でも、どんなに混んでいても、そこに癒される笑顔があれば、お客様に混んでいると感じさせないもの。アシスタントがプロとして笑顔で接客する。笑顔があふれるサロンは繁盛しているはずです。スタイリストの笑顔が多いのは当たり前ですが、アシスタントが活き活きとした表情でしっかりとした接客をしているサロンにお客様は足を運びたくなるのだと思います。
6 会話のネタを必ず10個以上もっておくこと
美容師の仕事はエンターティナーであると思います。美容師はアーティストだ!と思っている人は、「技術さえうまければいい」と、あまりこういうことはしないかもしれません。
でも、あくまでも接客業なのですから、ネタをいくつか持つことは必要なことです。
7 カルテには、ゲストの方が次回来店された時に、自分たちが覚えていたら喜んでくれる事を必ず書いておく。
カルテに、次回自分たちが覚えていたら喜ぶような事をかいておきます。
2回目の来店のお客様でも常連客気分をあじわえることは、女性の心理としてうれしいことです。
8 自分は美容師の仕事が大好きであるということを必ずアピールする
これは、お客様が来店したいサロンの一番の要素です。お客様は美容師の仕事を大変な仕事と認識されることが多いものです。でも、美容師の仕事が好きだということをアピールすることで、お客様はそのスタッフにモチベーションの高さを感じ、そういうスタッフのいるサロンに足を運びたくなるのです。
9 ゲストが発するサインを絶対に見逃さない
「キョロキョロしているお客様は緊張している」など、個々のお客様が発するサインを絶対に見逃さないことはとても大切です。お客様が発するサインを絶対に見逃さないことはとても大切です。お客様は、美容師が離れた瞬間、すきをみてヘアスタイルの気になるところに手をやりますよね。お客様は美容師と友達ではないので、言いたいことを言えない方もいるのです。言いたいことを言えないのをわかった上で、言えないことを察する美容師がお客様に支持されると思います。
10 最後の仕上がりを見て、「かわいい」「かっこいい」と必ず言う
自分たちが仕上げたスタイルを主張することは大切です。
お客様も「素敵になりました。」と言われてイヤな思いをする方はいません。
お客様は自分がどう変わったかを人から言ってほしいものです。最後の締めは、明るく気分よく終わらせたいですよね。
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