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Award and Recognition

CHAPTER 6 Award and Recognition

第六章は、クラウディア・ゴールディンの並外れた功績が認められた結果、彼女に授与された名誉や賞をまとめて紹介しています。


Numerous notable medals and prizes have been given to Claudia Goldin over her impressive career in economics, underscoring her significant contributions to the discipline.

クラウディア・ゴールディンの経済学における輝かしいキャリアを讃えて、数多くの著名な勲章や賞が彼女に授与されており、この分野への多大なる貢献が明らかにされている



Honors and awards received

彼女の功績を讃え、以下の組織から名声や賞を贈られています。

・ジョン・ベイツ・クラーク賞の受賞(1990年)
・アメリカ芸術科学アカデミーのフェロー就任(1993年)
・Econometric Societyのフェロー就任(?)
・アメリカ経済学会の特別フェロー就任(2014年)
・米国科学アカデミーへの入会(2015年)
・米国政治学アカデミーへの入会(?)
・米国政治学アカデミーのフェロー就任(?)

いずれも、学術的な功績も含め、学識を社会課題の解決に適用させ、世間の知識向上を図った取り組みが讃えられていました。


The lengthy list of accolades and prizes Claudia Goldin has received attests to her extraordinary contributions to economics.

クラウディア・ゴールディンが受けた数多くの賞賛と賞は、彼女の経済学への並外れた貢献を物語っている。


The prize honors economists under the age of forty who have significant advanced economic knowledge and philosophy.

この賞は、高度な経済学の知識と哲学をもつ40歳以下の経済学者を表彰する賞だ。


One of the oldest and most prestigious learned societies in the United States was established in 1780 and is known as the Academy.

1780年に、米国でもっとも古く、権威ある学会が設立され、アカデミーとして知られている。


In 2014, Claudia Goldin was designated a Distinguished Fellow of the American Economic Association in honor of her outstanding contributions to the AEA and the subject of economics.

2014年、クラウディア・ゴールディンは、彼女の並外れたAEAと経済学への貢献を讃えてアメリカ経済学会の特別フェロー任命された


Godin’s significant achievements in her area and her position as a pioneer in expanding economic knowledge are reflected in her membership in the NAS.

彼女の専門分野や経済学知識の拡大の先駆者としての立場における重要な業績は、NASの会員に反映されている。


The Society of Labor Economists, a group devoted to researching labor markets and associated social and economic challenges, has named Claudia Goldin as a Fellow.

労働経済学者協会は、労働市場やそれに関連する社会的および経済的課題の研究に専念する組織で、クラウディア・ゴールディンをフェローとして指名した。


Her selection as a Fellow is a reflection of her reputation in the area of labor economics and of the advances she has made in our knowledge of the working of the labor market.

彼女のフェローとしての選出は、労働経済学の分野における彼女の名声と彼女のおかげで私たちの労働市場の仕組みに関する知識が向上したということを反映している。


Recognition in the academic community

彼女の研究や数々の経済界での活動を、教え子や同僚が引き継ぎ、他分野で世代を超えて、彼女の影響力が広がっていきました。


The honor and prize bestowed upon Claudia Godin attest not only to her skill in economics but also to the fact that she is regarded as a trailblazer and a thought leader in the academic world.

クラウディア・ゴールディンに贈られた名誉と賞は、経済学における彼女の実力だけでなく、彼女が学術界の思想的リーダーで、草分け的存在だったことを物語っている。


Numerous of her past pupils and mentees have gone on to establish themselves as top economists, continuing her legacy of scholarship and mentoring of economists has had a cascading effect, spreading her impact beyond several academic generations.

数多くの彼女の教え子やメンティーは、トップの経済学者として地位を確立しているが、彼女の学識や経済学者のメンタリングに関する姿勢を受け継いでいることが連鎖的効果を引き起こし、何世代もの研究者にわたって彼女の影響力が広まっている。


As a result of Claudia Goldin’s extraordinary contributions to economics, her career has been marked by a constellation of distinctions and prizes.

クラウディア・ゴールディンの経済学への並外れた貢献の結果、彼女のキャリアは、数々の栄誉と賞によって特徴づけられた


For economists and academics who want to make significant contributions to the field and society at large, Claudia Goldin’s path through the realm of economics serves as an example.

クラウディア・ゴールディンの経済学領域における軌跡は、経済学や社会全体に大きな貢献をしたい経済学者や研究者にとって、手本となる。


+α

ジョン・ベイツ・クラーク賞

・アメリカ経済学会(The American Economic Association、略称:AEA)が授与している経済学賞。
・賞の名前は、アメリカにおける近代経済学の創始者であるジョン・ベイツ・クラーク(コロンビア大学教授、1895-1913)に因む。
・対象となるのは40歳以下のアメリカの経済学者である。
・2022年9月現在で、受賞者総数44名中14名(31.8%)が後に、ノーベル経済学賞を受賞していることから、数ある経済学賞の中でも最もノーベル賞に近い賞とされている。経済学における最高の賞の一つである。

ジョン・ベイツ・クラーク賞

ちなみに、日本ではというと、日本経済学会(The Japanese Economic Association、1934年に発足。)が、同様に、経済界での功績をたたえ、「中原賞」「石川賞」を授与している。「中原賞」は45歳未満の経済学者へ贈られる賞であり、「石川賞」は、50歳未満であり、実証面や政策面を中心とした優れた経済学研究によって日本の経済・社会問題の解決に貢献した経済学者に対して贈られる賞である。

アメリカ芸術科学アカデミー

・アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジに本部を置く学術団体である。通称、アメリカン・アカデミー (American Academy) 。
・1780年に学芸を奨励するために設立、ジョン・アダムズ、ジェイムズ・ボーディン、ジョン・ハンコックによって独立戦争中に創設される。
・フェロー4,000名、名誉外国人メンバー60名

アメリカ芸術科学アカデミー

日本人でも会員となっている人がいました。

Econometric Society/計量経済学会

・計量経済学・統計学・数学に関して、経済理論の向上を図るために設立された国際的学会である。1930年12月29日に発足した。
・一般会員のほかに投票による終身特別会員(フェロー)制度(Fellow of the Econometric Society)がある。
・この学会の終身特別会員に選ばれることは名誉なこととされ、ノーベル経済学賞受賞者のほとんどが終身特別会員である。

Econometric Society

歴代会長一覧に日本人の名前がありました!1965年、森嶋通夫さん。日本人で初めての会長のようでした。

・1943年12月大日本帝国海軍に入隊し、通信学校を出た後、長崎の大村航空隊へ配属。暗号解読を担当する少尉として赴任した。大村航空隊では、通信将校として、数多くの特攻隊との通信、沖縄に向かった戦艦大和との通信、沖縄戦の通信などを担当した。
・1963年に、40歳で大阪大学教授となる。1966年4月、大阪大学社会経済研究所に改組され、安井琢磨とともに日本における近代経済学研究の中心として広く世界に名を轟かせる存在となったといわれる。
・1965年に41歳で日本人として初めてエコノメトリック・ソサエティー(国際計量 経済学会)会長に就任した(後に宇沢弘文 が1976年に、1994年に根岸隆が会長に就任)

森嶋通夫

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