脱看護師したいわけじゃない
よくSNSで看護師辞めて別の仕事をしている人がキラキラしているみたいな投稿を見かけますが、私の場合はけしてそうなりたいわけじゃないなと感じています。
人生一度きりだし、看護師に縛られるのは勿体ないとも思ったことがありますが、いざ他の職業の転職についてお話を聞いたりしてみると、全くワクワクは感じず、より看護師の自分として働き続けたい気持ちが強くなりました。
私が目指したい姿
看護師として美しく、軽やかに、楽しく働いてる
パッと思いついたイメージはこんな感じです。
一つ一つの言葉の中身を考えてみます。
【美しく】
私にとって美しさは見た目のことも含みますが、無駄な動きのない手際の良いケア技術や、クセがなくでも人の温かみを感じられるコミュニケーション技術とか、そういった仕事のパフォーマンスが高いという意味も含まれています。
【軽やかに】
人間関係の悩みがなく、一緒に働く人たちが互いに尊重しあって、足を引っ張るような人がいない状態から生み出された、この人たちと一緒に働きたいと思えることといったイメージ。
【楽しく】
私自身、整理すること、問題解決すること、改善することが大好きなので、良い人間関係から生み出されたチームワークでもっとこうしたいをどんどん叶えていくことといったイメージ。
実際の看護師の世界
とくに、軽やかさや楽しさが溢れているような職場はほんの一握りあるかないかじゃないでしょうか。
それに、どこか皆あきらめているというか、私も学生時代そうでしたが、どうせ良い職場なんてないと思ってました。
人間関係は悪いのがデフォルト、チームワークというよりは長いものに巻かれて奴隷のように動くほうが無難。と信じてやっていました。
転職、昇進して諦めがなくなった
諦めの気持ちがなくなり、もっと理想を追い求めていいんだという気持ちに変わったのは今の職場に転職して、人間関係に恵まれたことと、リーダー、副所長、所長と図らずも昇進して早速小さなところから問題解決、業務改善を進めていき、成功体験を重ねる中で、自分もみんなも嬉しいし、何より働いていて本当に楽しいということを味わいました。
看護師として働き続けることが心から良いと思えるように
まさか看護師として働いていて、無理繰り楽しさを見出すのではなく、自然に楽しいと思える日が来るなんて思っていませんでした。
だからこそ、この感覚を自分だけ、社内だけで留まらせるのではなくて、もっと業界全体に波及させたいと、大きなことまで勝手に考えるように、今はなっています。
まだできることは大してないですが、目指したい姿に近づき続けられるように仕事の取り組み、脱看護師したいわけじゃない人たちにとって、ロールモデルのような存在になれたらなと思います。
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