[パスティーシュ小説] 『警部、お願いします!(12)~番外編~』
警部、お願いします!【scene12】
(本文688文字)
「警部、お願いします!」
「ここが今回の殺害現場となった『ピンク鳥🐦の館』か」
「ところが、通報は全くの誤報のようで、誰も殺害されてはいないようです」
「お前、俺がいつも言っている現場の鉄則ヲ忘れたのか。『誤報は真実ヲ語る。『ない』のではない!『ないがある』のだ!』」
「何なんですか、その禅問答のような鉄則は。括弧が多くて読み辛いです。警部、もっとシンプルなやつにしてください」
「ヲーッ! こんなところに犯人の残していった凶器があるぞ」
「け、警部。そ、そ、それは、、?!」
「そうだ。犯人はきっと、このピンク羽で犯行に及んだに違いない」
「け、警部。そ、それは、、さすがに可愛そうではないかと、、、」
「ピヲピヲピヲ〜ッ ToT 🐦 何なんですか、アナタたちは、いきなりやってきて ToT 放してくだされ〜 ピヲ ToT🐦」
「警部、その方は館の主のハミングバード🐦さんではないかと思われます」
「甘い! コイツはピンク鳥🐦ヲ装ったピンク羽だ! 凶器に違いない! 証拠品として押収だ!」
「しかし、警部。凶器とは、いったいどのような犯行の、、、? 死体もないわけですが」
「死体? そんなもの、これから見つければいい。何なら拵えりゃいい。さあ、ピンク羽ヲ署に持ち帰るぞ」
「警部、さっきから『羽』と仰っていますが、警部が持ってヲられるのは足です。それは、手慣れた畜産業者さんのブロイラーの持ち方です」
「ピヲ〜 ToT 頭に血が上る〜 ToT🐦 逆さ吊りはやめてくだされ〜 ToT アナタたちの方が、よっぽど狂気の沙汰だ〜 ToT ピヲ〜ッ ToT🐦」
「ヲ! 凶器の癖にうまいこと言ったな」
「嬉しくないです〜 ToT🐦 下ろして〜 ピヲピヲ〜 ToT🐦」
(了)
お題:#ピンク羽
『なりきりマツリカン』という企画が開催中であると聞いた。
同企画に便乗し、フォロワーさまの櫟茉莉花さんの人気『対話体小説』シリーズである『警部、お願いします!』シリーズの続編を(敬意を込めて🐦🐦)勝手に(!)作ってみた。
↓ 本家はコチラ🐦🐦 ピヲピヲ ↓
ちょうど先ほど、ほかのフォロワーさまが偶然にも『なりきりマツリカン』企画で『10文字ホラー』ヲ投稿されていた。
茉莉花祭りか! とサムいツッコミを入れたい私がいた。。。
今日のキャッチコピー:
『誰しも、茉莉花さんになりたい日がある。私にとって、今日がその日』
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